今回は、月下美人 AJING 74L-Sのリプレースで入手した月下美人 メバル 76L-Tもあることだし、ジグヘッドの遠投にチャレンジしてみようと思います。
ジグヘッド遠投~とびます!とびます!
いつも行く海の公園近辺は1g位のジグヘッドリグでの釣果が一番良いです。
このジグヘッドリグ単体のタックルで届くエリアは水深2~3mのシャローエリアです。岸から5mほどにカケアガリ(ブレイク)があり、いつもそのあたりでバイトがあります。根掛するのもそのあたりです。デイゲームでは特に、潮や水温の影響が高く陸からはなかなか魚がいる場所へルアーを投げるのが難しい状況です。それでもマズメなどの条件があえば釣れるのも事実です。
シャローエリアではバーチカルに攻めることはできないのでより広範囲を攻めるにはより遠投するしかありません。
ジグヘッドリグをより遠投する方法として、最も簡単なのはジグヘッド自体のウエイトを重くすることです。
しかし、ただ重くしただけでは遠くへ飛んでも沈下速度が速くなった分、アジのようにフォールで食わせの間をとるような場合には魚に長い時間ワームを見せることができなくなりアピール力が劣ります。
また、リトリーブするとボトムを泳ぐため根掛の確率がぐんとアップしてしまいます。
遠投方法
ジグヘッドのウエイトを重くする以外に遠投する代表的な方法が4種類あります。
- フロートリグ
- Sキャリー
- キャロライナリグ
- スプリットショットリグ
次にそれぞれについてもう少し詳しく説明します。
使用するウキは飛ばしウキとも呼ばれ、ある程度の重さがありさらに水に浮く浮力があるフロートタイプが一般的です。最近ではスローに沈下するスローシンキングタイプ(SS)が存在しています。フロートリグで使用するジグヘッドのウエイトは0.2g~0.5g位を使用します。ウキの浮力に合わせて調整することで攻めるレンジやフォールアクションに微妙な違いが発生します。ワームは潮の流れで波動を起こしやすいタイプのものが使われ2インチ~3インチくらいが人気です。アクションはたるんだラインをゆっくり巻き取る程度で放置させるか、たまにチョンチョンとアクションを入れる程度です。フロートタイプは水面からウキ下のリーダーの長さが攻めるレンジになります。表層からの距離が基準になるため根掛しにくくレンジキープがしやすいのが特徴です。見違えるほどに遠投をする場合は、フロートリグのウエイトが15g以上必要になりますのでメインラインやリーダーの強度の見直しなど専用タックルが必要になります。シーバスタックルやエギングタックルが適合しますが、穂先の感度の良いロッドがおススメです。
仕掛け


それよりも、PEラインとリーダーラインとの結束強度が原因でロストしてしまう可能性が発生します。この部分を三又サルカンにすることで強度はアップしロストを回避できますが、三又サルカンにすると中通しフロートリグと同じように中間リーダとティップリーダーになるため、まれにPEラインとの結束部にティップリーダーが絡みます。
- 表層・中層の攻略
- レンジキープ
- 根掛しにくい
- 飛距離
- 別タックルが必要
- ボトムに届かない
- ラインが絡む
- 飛距離を優先すると感度が落ちる
- 仕掛けが面倒
製品情報
- SHIMANO ソアレ タイディ
SHIMANO ソアレ アウトシュート
SHIMANO ソアレ ウルトラシュート - DAIWA 月下美人 月ノ雫II
DAIWA 月下美人 月ノ彼方
- Arukazik Japan ぶっ飛びRocker/ぶっ飛びRocker II
Arukazik Japan シャローフリーク
Arukazik Japan シャローフリーク ダイブ
Arukazik Japan シャローフリークエクスパンダ
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ぶっ飛びロッカーIIは、HF(ハイフローティング)、F(フローティング) F0(エフゼロ)、SS(スローシンキング)の4種類のタイプがありそれぞれウエイトが異なります。サイズはM/L/LLの3種類あります。
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残浮遊力がマイナス表記は沈むことを意味しています。
仕掛け

メインラインはエステルライン 0.4号~0.6号
リーダーはフロロライン 1.2号前後
メインラインとリーダーの結束はトリプルエイトノット
別売りのSタッチ(3セット入り)で組むか、ウキ止めゴム(リーダーラインの太さに合わせたサイズ)、ウキ用スイベル、カラマン棒を揃えて自分で組むことも可能。
Sキャリーは1.5g / 2.0g / 2.5g / 3.0g / 4.0gから選択。パッケージは2個入り。
ジグヘッドリグは0.4g~1.8g位。
ワームのサイズは状況に合わせる
Sキャリーだけでなくジグヘッドのウエイトやスイベルのウエイトなどパーツトータルのウエイトがロッドのルアー適合ウエイト以内になるようにするとロッドに負担が少なくて済みます。
- ジグヘッドリグ単体タックルに追加で対応できる
- 表層・中層の攻略
- できるアクションが変わらない
- 感度が良い
- ラインが絡む
- ずば抜けた遠投はできない
- 仕掛けが面倒
製品情報
仕掛け

仕掛け

- ボトム攻略
- ウエイトアップで遠投が可能
- 根掛
- シンカーの衝撃の方が伝わりやすいためアタリの感度が悪い
- ジグヘッド自体のアクション感度は悪い
- ウエイトを移動するとラインが痛む
製品情報
遠投用リグ共通のデメリット
仕掛けが面倒
どの遠投用リグも共通して、仕掛けのパーツが増え結束点が増えるため、その分、ノットを組む手間が増えます。
また、必要なパーツも用意しないといけないため、それを持ち運ぶためのケースも必要になり荷物が増えるのは確実です。
強度に不安
ノットを組む場所が増えるということは、きちんと強度のあるノットで組まないと著しく強度が落ちます。
ウエイトがあるのでリーダーラインの強度を求めるとラインは太くなります。太いラインと細いラインの結束方法はすっぽ抜けしやすいので注意が必要です。また、キャスト方法によっては瞬間的に一部分に凄まじい負荷がかかります。とくにメインラインとリーダーの結束点が危険です。結束はFGノットが理想です。
ライントラブルが多い
通常のルアーフィッシングの場合、ラインの終端に一番ウエイトがあるルアーが装着されているため、キャストすると空中では最先端に取り付けてあるルアーが先に飛んでいきます。そのため、仕掛けはルアーを先頭に順番に1本の線で飛行しますのでよほどのことがない限りはラインが絡みません。しかし、ジグヘッドを1g以下にしてリーダーの中間にウエイトの重いパーツを装着すると、中間に取り付けたウエイトが先頭で飛んでいきます。取り付けたウエイトの位置で仕掛けが折曲がるように空中を飛んでいくため、フロートリグのように空中で回転していると結束点の引っかかりにリーダーが絡みクルクルと巻き込んでしまうようです。リーダーが細いと特に結束点の引っかかりに絡みやすいようです。ラインが水になじむとその回数は増えるように思います。サミングしていても回避できないこともあります。
メインラインとリーダーの結束点の強度の違いやラインの細さの違いが空中での姿勢に変化があるようです。もちろん風向きや風の強さも影響します。ほとんどの場合、メインラインとリーダーの結束点にティップリーダーが絡みます。中間リーダーの長さ、ティップリーダーの長さ、ジグヘッドの重さ、リーダーの太さなどで絡みやすさに変化があるようです。
感度が良くない
ジグヘッドリグ単体に比べると、仕掛けに使用するパーツが増えキャストするものの総重量が増えます。またそのためにラインを太くしたりとしていくと操作感度やアタリ感度は悪くなっていきます。
ジグヘッドリグが直結に対してスイベルで分断されるとそこで感度は悪くなります。
仕掛けの途中に重いパーツが装着されえているために、ジグヘッド自体の感度は失われる傾向にあります。
なるべく感度を悪くしないような工夫が仕掛けに施されていますがそれでも限界があります。
ロッド、ライン、ノット、仕掛けなどいろいろなアイデアで試してみて楽しくぶっ飛ばしてください。
いつもジグヘッドリグ単体で成立している場所でコンディションによって少し遠投したい程度なら1g~4g程度のウエイトの追加のSキャロかワンタッチシンカーが良いと思います。また、ジグヘッドリグ単体へすぐに戻せるのでおススメです。
とにかくシャローエリアで飛ばしたい、あのナブラまで届かせたいというような場合は専用タックルを別に持っていくのが良策です。ロッドは8ftくらい、ルアー重量10g~20gくらい、バットが強くティップがしなやかで食い込みが良いということでソリッドティップが良いと思います。硬さはダイワでいうミディアムライトくらいがおススメです。ロッド表記でいうとダイワなら7.x~8.xML-Sです。
今検討中のロッドはダイワ 月下美人 AJING 78ML-Sです。
製品情報ダイワ 月下美人 AJING 78ML-S