特別定額給付金をオンラインで申請する スマートフォン版

特別定額給付金のオンライン申請は、横浜市では5月12日0時から受け付け開始です。開始前につき事前に準備するものと簡単な申請の流れを把握することを目的に記事にしてみました。1回でスムーズに申請できればサーバーアクセスの混雑も緩和されるのではないでしょうか。使用しているスマートフォンはXperia 1です。

目次

特別定額給付金をオンラインで申請する スマートフォン版

 

詐欺に注意!!

 せっかくの給付金を騙し取られないよう十分に注意してください。
給付金申請に関するメールやSNSなどで送られてくるページのリンクボタンは「クリックしない」よう徹底することをお勧めします。必ず、ご自分で市町村の公式サイトへアクセスして、そこの手順に従って申請するようにしてください。
このサイトでも説明のためにリンクボタンを配置していますが、ご自分の手で正しいサイトであることを確認してください。

特別定額給付金サイトはhttps://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/apply/online.htmlです。

クリックしたらダメっていったじゃないですか?
【ESC】で閉じてください。です。

 

以下、神奈川県横浜市金沢区の場合。

市町村の公式サイトへGO

ブラウザーで「金沢区」を検索

金沢区を検索

横浜市 金沢区トップページへ
トップページを少しスクロールすれば「特別定額給付金(仮称)について」が見つかります。

金沢区 トップページ

特別定額給付金(仮称)について
オンライン申請の欄を見つけることができます。

特別定額給付金 オンライン申請

総務省特別定額給付金専用サイト
詳細については外部サイトの総務省特別定額給付金専用サイトに記載されています。

特別定額給付金の申請はオンラインでできます。の横の詳細はこちら>のボタンをクリックすれば詳細ページに移動します。

以下の1から5番の準備が必要です。

特別定額給付金の準備
実際には4番の暗証番号(英数字6~16桁)だけではなく暗証番号(数字4桁)も必要です。

次のマイナンバーカード受け取り時に記入した「個人番号カード・電子証明書 設定暗証番号記載票」の用紙があれば問題ないでしょう。
この用紙のフォーマットは平成28年3月のものなので古いと思います。
設定暗証番号記録票
【補足】マイナンバーカードのスマホでの読み取り
2019年度、スマートフォンとマイナンバーカードを使ってe-TAXで確定申告を行いました。
このときに使用したアプリに「モバイルJPKI」というものがあります。
JPKI Mobileを使っていますが、マイナンバーカードの読み取りがよくありませんので、パスワード変更などが必要な場合はマイナポータルAPの方をお勧めします。
モバイルJPKI
これで「自分の証明書を確認する」を実行すると以下のように2つの証明書があります。
署名用電子証明書
署名用電子証明書のパスワードはマイナンバーカード受け取り時に設定した暗証番号で英数字6~16桁です。
利用者証明用電子証明書のパスワードは数字4桁です。
それぞれ証明書の有効期限の確認ができます。
署名用電子証明書は和暦表記、利用者証明用電子証明書は西暦表記です。

私の場合、とりあえずどちらも有効期限内ですが、利用者証明用電子証明書はあと数カ月で期限切れの状態です。
電子証明書の有効期限

マイナポータルAPで「マイナポータルにログイン」を選択時には利用者証明用電子証明書のパスワード数字4桁の入力をする必要があります。
以下、マイナポータルAPを実行したときの画像です。
ダウンロードとインストール
マイナポータルAPのダウンロードとインストール
パスワード入力
マイナンバーカードの読み取り
マイナンバーカードの取り外し(成功時)
ぴったりサービス検索
特別定額給付金の受付状況(受け付け開始前)
マイナンバーカード関連のアプリを利用する場合、利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)が必要です。
特別定額給付金のオンライン申請には、マイナポータルAPログインしないで利用できますので利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)は不要です。
特別定額給付金のオンライン申請
にて、マイナンバーカードの情報を利用して自動入力する場合は、券面事項入力補助用の暗証番号(数字4桁)が必要です。
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【スマホ篇】これでわかる!特別定額給付金のオンライン申請の手順

やっとミスを事前に抑止する動画が公開されました。2020.5.29更新版

動画中にある「一部の項目を自動入力する」には、券面事項入力補助用の暗証番号(数字4桁)が必要です。
【Xperia 1】マイナンバーカードの読み取り方法
スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る場合、使用するアプリによって、読み取り位置や精度がことなるようです。
モバイルJPKIは非常に繊細で、ケースカバーを外さないと全く反応しません。
また、位置合わせは非常に困難で下の写真の位置周辺を移動させ読み取りが成功するとパスワード入力画面に遷移します。10回中1回成功すればよいくらいの確率です。
マイナポータルAPでは、パスワードの入力の後にマイナンバーカードのセットの順序になります。
読みとり位置はモバイルJPKIとほぼ同じですがスマホカバーを外さなくても読み取りが成功しました。

通信中が表示されれば読み取り開始しているのでその位置で待っていれば成功します。
マイナンバーカード読み取り中
どちらの場合もカード読み取り中は一定時間静止させないといけません。
カードを机に置いてスマートフォンをその上に重ね、スマートフォンを少し動かし微調整します。
画面に反応があればその場所でスマートフォンを置き固定する感じです。

オンライン申請に必要な機器

スマートフォンの場合

対応スマートフォン

PCの場合

対応ICカードリーダー

 疑問点

申請した内容の確認方法は?
申請送信と受領は違うようだけど進捗確認はどうすれば?
何度も申請できてしまうけど?
振込先は本当に振り込める先なの?
パスワード(数字4桁)の入力について記載されないのはなぜ?
申請した内容の確認方法は?
登録したメールアドレスですが、まさか「go.jp」ドメインがフィルターに引っかかるとは思いませんでした。
申請内容など一切受信できなかったので申請した内容が確認できません。

申請送信と受領は違うようだけど進捗確認はどうすれば?

今回行った申請手順でこれは申請の送信処理であって、受領確認ではないといった内容が表示されます。
では、いつなにをもって申請が受領されたのかがわかるのでしょうか?
e-TAXのように簡易でもいいのでステータスがわかるのでしょうか?
いまどきどこのサービスでもオンラインでお問い合わせをすれば自動で受付メールが返信されてきます。
申請送信後に受付確認(自動応答)、内容精査後に受領確認振込手続き中振込予定日通知完了、これくらいのステータス情報がないと不安です。
マイナポータルの履歴や通知に記録がないのも不安になる要因です。
マイナポータルにログインせずに申請するため、マイナポータルの履歴に記録がないのは当然です。
とりあずQ&Aからの抜粋だと、受付番号が発行されていれば正常に申請(送信)できているそうです。

何度も申請できてしまうけど?

上の2つに関連して、申請者は申請が送信され受領されているかが不安です。
仮に自分の操作ミスでも申請内容が確認できない場合や申請処理の現状のステータスが不明だと何度も申請してしまう可能性があります。振込先の情報をカメラで撮影しても添付されたファイルを確認できません。
これでは一応申請できたみたいだけども受付されているかもわからない。
ただただ不安しか残りません。
世帯主でなくても申請できるのはシステムでできないようにするべきだと思います。
マイナポータルには世帯主などの情報紹介機能があります。
こういうのをうまく使ってチェックなども自動にすべきではないでしょうか

振込先は本当に振り込める先なの?

e-TAXを使用した時ですが、2020.2.19に申請データを送信しました。
これでお金が振り込まれたのが2020.3.17です。約一カ月でした。
なぜ、こんなに時間がかかったかというと、最初に振込先に指定したのが「じぶん銀行」の口座でした。
とくにエラーもなく入力できました。
1週間くらいしてアプリのメッセージで振込先がどうこうということでした。
オンラインで確認しても登録した振込先情報が表示されるだけでした。何をどうすればよいのかも不明なので放置しました。
それからさらに数日ほどして振り込みができない旨の郵便ハガキが届きました。
急いで確実だと思われる「三井住友銀行」の口座に変更しました。
3月17日に振込予定という連絡があり、その通り振り込まれました。
今回の特別定額給付金は振込先は制限はないのでしょうか?
フォームには何も制限がなさそうでしたが、申請者の氏名と口座の名義人がことなるとか、インターネットバンクでも可能なのでしょうか?もし制限があるならそれをオンライン申請フォームに盛り込まないとなんのためのオンライン申請なのか。となってしまいます。
振込先に関して不都合がある場合は書面で連絡が来るようなことが書いてあったようなので不安です。
そもそも、マイナポータルでメールアドレスや電話番号などの連絡先を入力させておいて、不備があった場合の内容確認は書面という理屈が理解できません。

auじぶん銀行は受給口座として使えるようです。

補足
オンライン申請書の控えを確認したところ、受給口座にたとえば「水道料金の引落とし口座を指定している場合」は水道局に内容確認をするため添付書類は必要ないようですが、オンライン申請の入力フォームにそう言った説明や項目はなかったように思います。
書面申請だとこういう方法が使えるんでしょうきっと。
オンライン申請書 控え

 

パスワード(数字4桁)の入力について記載されないのはなぜ?

このパスワードがわからずにロックさせてしまった人が多数いると聞きます。
手順書や準備物には記載されていないけども「マイナンバーカードの電子証明書更新手続きのご案内」の4ページにあるQ&Aにはちゃんと記載があります。

電子証明書とは

特別定額給付金のオンライン申請には、署名用電子証明書の暗証番号(英数字6~16桁)は必須です。
特別定額給付金のオンライン申請には、マイナポータルにログインする必要はありませんので利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)は使いません
マイナンバーカードを読み取り登録情報を自動で入力するを選択した場合のみ券面事項入力補助用の暗証番号(数字4桁)が必要になります。

 

マイナンバーカードを読み取り、自動で入力をすると、申請者の「氏名のカタカナ」と「郵便番号」の2か所のみ未入力です。あとは、世帯全員(給付対象者)の氏名(漢字とカタカナ)の入力、口座情報の入力、口座情報確認用の画像ファイルの添付だけという非常に簡単な申請フォームです。

マイナンバーカードを使わせておきながら、オンライン申請はフリーハンドですべての項目が入力できてしまいます。その結果、ほかの市町村に申請できてしまいます。さらに世帯主でなくても申請できてしまいます。このように、申請するその前から明らかに無効な申請が紛れてしまう可能性も十分にあるわけです。そのほか、氏名や住所などもフリーハンドで入力できてしまうため、内容の確認に職員が役所にあるデータベース(「住民基本台帳ネットワークシステム」)の検索結果(PCの画面)と申請書(電子データを紙に印刷したもの)を比較して、目視でひとつひとつ項目をチェックしないといけないため、時間がかかるということのようです。書類申請と比較してメリットはなく、デメリットだけしかありません。これが令和の日本という国の実態です。

 

円滑スムーズにかつ安心できるように配慮してほしい。

安心できない理由が、申請分の現状が確認できない点だと思います。また、標準的な予定時間日数などが公開されていないためです。
無計画に行動しているわけではないでしょうから、予定と進捗を公開するべきです。また、各プロセスの標準的な時間日数なども公開するべき情報です。
それで予定に対して今どのような状況なのかも情報を更新して公開すべきことだと思います。
民間のサービスだと当たり前のことができていないのでみなさん不安になるわけです。
お問い合わせ窓口を用意したところで基本的なことをまず公開しなければ不安が解消されないため窓口が混雑し自分たちの首を絞めるだけでしかありません。
手間がかかる面倒な作業は外注が対応しているので・・・と開き直れるなら次回も今回同様の過ちをすることでしょう。

 

【実録】オンライン申請にて特別定額給付金が給付されるまで
進捗があれば、その都度、
更新していきます。(更新:2020.06.01 at 18:27)

申請書を受信してからの処理方法などは各自治体の情報システムによって異なるようです。以下は横浜市金沢区の場合です。

2020.05.12 at 0:00 】特別定額給付金のオンライン申請受付開始(横浜市)
【2020.05.12 at 4:15】ぴったりサービスにて、特別定額給付金の1回目のオンライン申請
券面事項入力補助で自動入力カメラで直接読みとると口座の写真が確認できず控えがメールで届かず受付番号不明
【2020.05.12 at 18:05】ぴったりサービスにて、2回目のオンライン申請
券面事項入力補助で自動入力メールフィルターの設定変更口座の写真は事前にファイルに保存申請書控え受信受付番号2005120284nnn61
※nは0~9の数字、先頭6桁はyy月日(’20年05月12日)
【2020.05.27 at 10:52】ぴったりサービスから、「電子申請データ受領のご連絡」を登録メールに受信
本文には、以下が記載されていました。
申請先の自治体で電子申請データを受領
特別定額給付金の受付番号(知らない番号2005120265nnn88)※おそらく1回目の申請分

 

特別定額給付金について 横浜市 2020.5.29更新 

これによると5/12日にオンライン申請した場合は、6/4日までを目安に振込を行うようです。
なお、オンライン申請の振込は5/28日に開始され、5月中に5千件を予定しているそうです。
「データを受領」はデータを受け取っただけであって、内容に不備がなければ、その後、振込まで目安1週間となるようです。
「データを受理」であれば有効な書類として受け取りましたということになります。
【2020.05.30 at 9:59】ぴったりサービスから、「電子申請データ受領のご連絡」を登録メールに受信
本文には、以下が記載されていました。
申請先の自治体で電子申請データを受領
特別定額給付金の受付番号(2005120284nnn61)※2回目の申請分
【2020.06.01 at 8:56】インターネットバンクから振込入金のお知らせメールを受信
受給口座に「ヨコハマテイガクキユウフ」として振込されていました。
【2020.06.01】【重要】横浜市特別定額給付金のご案内が到着
横浜市特別定額給付金受付センターから書類が届きました。

書面の送付先は横浜市神奈川区のようです。
一か所に集めて処理するのだろうか・・・

書面の申請書は、世帯主や給付対象者の氏名は記載されていますので、申請日、署名と電話番号と給付金の振込口座を記載するだけで簡単です。
添付書類は、本人確認書類のコピー振込口座が確認できる書類のコピーの2点必要なところが異なります。

オンライン申請中やすでに給付金が振り込まれた場合に申請の書面が到着するとなんて無駄使いなんだろうと感じてしまいます。まだ給付金が振り込まれていない方が多いだけにこういう無駄を省くシステムの構築に少しはお金と労力を使ってほしいと思います。
オンライン申請では、申請から振込完了まで21日かかりました。(土休日含む)
5月12日の早朝にオンライン申請をして、申請先の自治体に受領されるまでが、開庁日数で換算すると12日。
自治体に受領されてから受給口座に振り込まれるまでが、開庁日数で換算すると3日。
※自治体の情報システム担当者の環境整備の時間が含まれている可能性があるため、今後はもう少し短縮される可能性があります。
※結果的に重複申請になってしまったため受領された2回目の申請分が破棄されることを期待していますがどうなることやら。
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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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