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ロッドを購入する時にカタログなどに記載されているルアーウェイトや錘負荷について、どういう解釈が良いのか考えてみました。

ルアーウェイトと錘負荷

マルチラバーケース 3×3×3A

ルアーウェイト

ルアーウェイトは、ルアーロッドのようにキャストするロッドでよく目にします。
そのロッドの使用ルアーの許容範囲を示しています。
表示されているルアーウェイトの範囲内であれば十分に性能が出せますという意味です。
フルキャストするようなルアーロッドの場合は、飛距離などに影響します。
ルアー操作のロッドアクションがしやすいなどもこのルアーウェイトの数値でわかります。
軽すぎるルアーを使用するとルアーがどの状態なのかアクション出来ているのかがロッドを伝ってわかりません。
ルアーウェイト(Lure Weight)のほか、キャストウェイト(Cast Weight)、JIG Wt.(Jig Weight)などとも表示されることがあります。

許容範囲を超えると折れるのか?
キャストロッドの場合、ロッドに一番負担があるのはキャスト時です。
キャストの方法が悪いと許容範囲内でも折れます。
許容範囲内のウェイトのルアーだから絶対に折れないというわけでもありません。
逆に、許容範囲外だからといって必ず折れるというものでもありません。

錘負荷

錘負荷は同じく、そのロッドを使用する際にもっとも適しているオモリの重さです。
船釣りのロッドの錘負荷は割と範囲が広く設定されています。
この錘負荷の数値でロッドの硬さがある程度わかります。

錘負荷の範囲を超えると折れるのか?
錘負荷が記載されているロッドは、キャストするロッドとただ下へ仕掛けを落とすだけのロッドの両方あります。
とくにエサ釣りのロッドで使用されている表示方法です。

先ほどキャストウェイトの説明でも言いましたが、キャストする場合は投げ方が悪いと折れやすくなります。
錘負荷の範囲を超えると扱いにくくなるためキャストもしにくくなります。
キャストがしにくい上に投げるのが上手でないとロッドは折れやすいです。

そもそも製造したロッドには必ず個体差があるのである範囲を保証するにはマージンをとります。
そのマージンの取り方はメーカーによっても異なりますし、製品によっても異なります。

キャストウェイトの場合と同じで、範囲外だから折れるというものでもありませんし、範囲内だから絶対に折れないというものでもありません。

このロッドが一番性能が出せるオモリの重さが錘負荷の範囲内の重さである。
ということです。この数値が、ロッドの硬さの目安にもなります。

ルアーウェイトと錘負荷の関係

キャストするショアのルアーロッドを船用に使用する場合を考えてみます。
ここでは例として、

ダイワ 月下美人 AJING 78ML-Sをバチコンアジング用に使用できるのか?

を考えてみることにしました。

比較として、ダイワ 月下美人 MX AJING BOAT 64L-Sを使用します。

スペック比較

全長 ルアー重量 ロッドパワー
ダイワ 月下美人 AJING 78ML-S 2.34m 2~15g ML
ダイワ 月下美人 MX AJING BOAT 64L-S 1.93m 10~40g L

これら2本のロッドにオモリを何種類かつけて穂先の曲がり具合を比べてみました。

  1. ENGINE Studio 100タングステン ドロップショットシンカー カバーリング 1/2oz 約14g
  2. ENGINE Studio 100タングステン ドロップショットシンカー カバーリング 1oz 約28g
  3. Fish Arrow フリリグシンカー タングステン 1.25oz (約35g)
  4. Fish Arrow フリリグシンカー タングステン 1.5oz (約42g)
  5. Fish Arrow フリリグシンカー タングステン 2oz (約56g)
  6. issei 海太郎 ヌケガケロケット 15号 56g
  7. issei 海太郎 ヌケガケロケット 21号 78g
  8. issei 海太郎 ヌケガケロケット 25号 93g

その様子を動画にしてみました。

月下美人 AJING 78ML-S

40g超えたくらいで穂先にずっしりと重さを感じます。
ロッドが長いためか、50g以上は重さにそれほど違和感を感じることはありませんでした。
70gを超えるとロッド操作を慎重にしないといけないと感じる重さでした。

月下美人 MX AJING BOAT 64L-S

50gを超えたあたりで、穂先にオモリがずっしりと乗っかってベリーとバットでほどよく支えている感じです。
78gではベリーとバットで支えてなんとかなっている重さに感じました。
93gはブランクス全体で耐え、オモリの重さで何もできない感じでした。

95gまで対応しているイカメタルロッドで試した結果で内容を書き換えています。
月下美人 AJING 78ML-Sは、ルアー重量2~15gに対して、2倍の28gくらいまでは全く問題ない印象です。
3倍の42gくらいでも振り切った感はなく、どんな感じになるとダメなのかが正直わかりません。
月下美人 MX AING BOAT 64L-Sは、月下美人 AJING 78ML-Sよりはオモリの重さの限界は少し上なのでしょう56gくらいまでの使用なら全く問題なさそうでした。
どちらも78gくらいになると、そもそもロッドの自重よりオモリが重くなっているので、自由にロッドを操作できる印象はありません。
ロッドの長さが短いためか、78g以上になると急に重く感じました。
全体的にどちらのロッドも似たようなロッドの曲がり方だったと思います。
月下美人 AJING 78ML-Sと月下美人 MX AING BOAT 64L-Sは実は似たような設定なのかもしれないと思える結果でした。

イカメタルロッドは穂先がこれらのロッド以上に柔らかいので穂先がすごく曲がりますが、93gでもロッドの弾力を感じる点は他の2本とは異なりました。

まとめると、月下美人 AJING 78ML-Sと月下美人 MX AING BOAT 64L-Sは15号超えて20号弱までなら問題なさそうに感じました。

 

所感

キャストをする行為はないとした場合、月下美人 AJING 78ML-Sで使用できるオモリの重さは?
カタログ記載のルアー重量の3倍が最大の重さ(45gくらい)
だと思います。マージンをみて2倍くらいは平気だと思いました。

ただ仕掛けを沈めて、アクションさせて、巻き上げて、この時、魚が掛かっていれば魚が暴れたりしますが、海水の中にいる間はそれほど重さには影響ないように思いますし、ラインの強度やドラグなど全体的なバランスを調整していればロッドが折れることはまず発生しません。あるとするなら海水から出た瞬間の抜き上げ時、重力を感じそれと同時に魚も暴れ、さらに船に引き上げたあとのロッドへ与える力の強さや方向によると思います。合わせるときのシャクリ方が悪いとロッドを傷めそうです。
魚がアジであれば、平均サイズは150gくらい、40cmオーバーであれば400g~500gといったところでしょうか?
これくらいの魚を釣り上げることを想定しているロッドであれば、50gくらいのオーバーは魚サイズによる重さの差と考えることもできるように思います。
デカアジ、ギガアジとよばれるサイズが掛かったら水面からの抜き上げは網を使うなりすればロッドに負担を掛けないでしょうし、ドラグ性能の良いリールを使って適切に設定できて、最悪はハリスで切れるのならロッドが破損することもないはずです。ワースト条件が重ならなければ錘が重すぎてロッドを傷めることはないはずです。それよりもロッドにあっていない重さのオモリを使用するデメリットは、アクションがしにくくなったり、目感度やアタリ感度がわかりにくくなったりといった具合に、釣果に直接に影響を及ぼすことだと思います。

錘負荷のオーバーウェイトでの使用は自己責任でお願いします。

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