Windows 8の記憶域

Windows 8で記憶域を作って、Windows 8のデータ領域とゲストOSのWHS2011のデータ領域として使用してみました。

記憶域の作成管理は、コントロールパネルにある記憶域から行います。
記憶域の管理

記憶域の構成

記憶域プール

記憶域プールは物理ドライブを3台追加して構成しました。
記憶域プールは計2.27TBあります。

使用ディスク 容量 合計サイズ
HDT721010SLA360 930GB
(1TB)
2.27TB
(2.5TB)
HDS721010CLA332 930GB
(1TB)
HDP725050GLA360 465GB
(500GB)

記憶域スペース

記憶域プールに2つの記憶域スペースを作成し、Windows 8のデータ領域とWHS2011のデータ領域で使用します。

スペース名 復元性タイプ スペース ブール使用量
地デジ録画データ シンプル 2TB 1.25GB
共有データ パリティ 2TB 1.35TB

ディスクの管理

ディスクの管理画面では2つのスペースがそれぞれ2TBずつになっていることが確認できます。
WHS2011で使用する「共有データ」は、オフラインにすることでHyper-Vで利用できます。
ディスクの管理画面

ここで1つ不明な情報があります。
それは、今の構成で実際に使える容量です。

記憶域プールで構成している物理ドライブの容量は2.27TBですが、記憶域スペースは先を見越してそれぞれ2TBの計4TBにしました。
そのため、単純に1.73TBが不足している状態です。
この状態でそれぞれの記憶域スペースで現在使うことが可能なサイズがわかりません。

わからないということはある日突然にディスク容量不足のエラーが発生します。
それは、書き込み作業中に間違いなく発生することでしょう。

それを予期するための情報がどこにあるのか?
これが課題です。

以下が現在の状況です。
記憶域スペース共有データで容量不足が発生しています。
記憶域の管理画面

RECBOXに退避していたデータをWHS2011のデータ領域(記憶域スペース共有データ)にコピーしている際に容量不足が発生したようです。
実際にはコピー作業中、エラーが発生しました。しかし、そのメッセージからはエラーの原因が容量不足であることはわかりません。
さらに、WHS2011のダッシュボードからは容量不足である情報は入手できません。
WHS2011のダッシュボード

記憶域スペース共有データの使用量は計算すると(2047GB-1132GB=915GB)となります。
今回、915GBを使用したところで容量不足が発生したことになります。

今回、記憶域プール2.27TBに対して同じサイズの記憶域スペースを作成したのですが、復元性タイプがことなります。
それぞれに割り振られる容量がわかりませんが、たまたまディスク容量不足になったのでこのときのプール使用量1.35TBが記憶域スペース共有データに割り振られている容量だと推測できます。

復元タイプがパリティの場合に使用可能な実容量は2/3になるらしい(こちらを参考にしてください)ので、
1.35TB×2/3=900GB
使用サイズの計算はあいます。

1.35TBで容量不足になる可能性としては、記憶域プールに1台だけ500GBのHDDを接続していますが、このHDDの使用率が100%になっていることです。
パリティだと列数が3になっているので、これが原因で容量不足が発生したという可能性が考えられます。
そうなるとパリティで使用するなら同じ容量のHDDで構成したほうがいいということなのか・・・
このあたりはDEの複製に似ているイメージです。

この容量不足を回避するためにHDDを増設したいと考えた場合、記憶域スペースの4TBを満たすため増設するHDDの必要サイズが不明です。
そして、SATAポートの数に限りがあることを考慮して既存の500GBを外したいと思ったとき、DEのようにメニューからは操作できないので厄介です。
※DEと同じように取り外すHDDを未使用の状態(データが空の状態)にしないといけません。

記憶域プール1つに対して記憶域スペースも1つにしたほうが幸せになれるのかと考えたりしますが、それでは、SATAポートが不足してしまうし、復元性タイプをシンプルにすると冗長化が失われてしまいます。
膨大な量になるデータ領域のバックアップなど取得したくはありません。
困まりました。
PowerShellでなにかコマンドがあるのだろうか・・・

別の考え方をした場合、たとえば1TBのHDDを3台使ったとすると、今回のように500GBがネックにならなくなるのでWHS2011側とWindows 8側との間で使用可能な容量の壁がないということなのかなぁ
そうだとすれば、今回は2TBという中途半端に届きそうなサイズを設定したので混乱したけども、もっと余裕のあるサイズ(届くことのない十分のサイズ)にしておけば、SATAポート数の範囲で容量の大きなHDDに取り替えながら運用していけば便利な気がします。
とにかく、もう一度、ディスク構成を見直す必要がありそうです。

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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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