続WoT9.0対応modの導入

以前紹介したmodはXVM-5.2.1をベースにしたものでしたが、XVMの最新版が5.3.0にアップデートされています。

XVM-5.2.1ではうまく動作していたSimpleVMでしたが、Player Staticsがうまく取得できなかったのでXVM-5.3.0にしました。
XVM-5.3.0に併せて、Simple VM-1.34を導入しましたが、Minimapのサークルがデフォルトのままになってしまうなど、そのままではうまく動作してくれません。

この理由は、XVM-5.3.0でマクロが追加されたりしたので、従来通りではダメな部分があるようです。
そこで、ついでに他のmod(基本的にXVM Configに分類されるもの)を調査しました。

XVM-5.3.0 test3

test3では重要なアップデートはありませんが、とりあえず6/7現在の最新版になります。
導入方法は以下の通りです。

1.XVMフォントを追加(1度実行すればOK)

2.res_modsをコピー

3.xvm.xc.sampleをxvm.xcにリネーム

4.rating.xcの”showPlayersStatistics”をtureに変更

この状態でXVMが利用できますが、XVMをどうせ使うならとPalyer Statisticsを使えるようにしました。

5.以下のファイルを所定の場所にコピー

ダメージログを表示したいのでJ1mB0’s XVM Configの中から3つのファイルをコピーしました。

  • res_mods/0.9.0/gui/scaleform/DamagePanel.swf
  • res_mods/0.9.0/gui/scaleform/DamagePanel.xml
  • res_mods/0.9.0/scripts/client/mods/DamagePanel.pyc

6.minimapCircles.xcを以下の様に変更

minimapでサークルが絶対発見距離(50)と最大視界(445m)だけしか表示されないので追加しました。

"view": [
            // Simple model (one dynamic circle for blindarea), for most players
           { "enabled": false, "distance": "blindarea", "scale": 1, "thickness": 0.75, "alpha": 80, "color": "0x3EB5F1" },

            // Extended model (5 circles), for experienced players
            { "enabled": true, "distance": 50, "scale": 1, "thickness": 0.75, "alpha": 60, "color": "0xFFFFFF" },
            { "enabled": false, "distance": 445, "scale": 1, "thickness": 1.1, "alpha": 45, "color": "0xFFCC66" },
            { "enabled": true, "distance": "standing", "scale": 1, "thickness": 0.5, "alpha": 60, "color": "0xffd700" },
            { "enabled": true, "distance": "motion", "scale": 1, "thickness": 0.5, "alpha": 60, "color": "0xffd700" },
            { "enabled": true, "distance": "dynamic", "scale": 1, "thickness": 1.0, "alpha": 60, "color": "0xf15a22" },
            { "enabled": true, "distance": 720, "scale": 1, "thickness": 1.0, "alpha": 60, "color": "0x2491FF" }
        ],

ここで、見慣れない文字がありロシア語を翻訳してもさっぱり??でしたが、[WoT]XVM専用 質問スレにて意味が分かりました。
以下抜粋です。

  1. 102: ◆FJGRZL3sH.

    2014/06/03(火) 01:05:23ID:N4m2dHSg0

    エディタは使ったこと無いのでわかりませんがconfigファイルなら・・
    「minimapCircles.xc」の以下の行を「enabled”: true」にしてオンにできます。
    { “enabled”: false, “distance”: 50, “scale”: 1, “thickness”: 0.75, “alpha”: 60, “color”: “0xFFFFFF” },

    <ちょっと解説>
    “distance”: 戦車中心からの距離
    “scale”: 倍率 (弄ってはダメ)
    “thickness”: ラインの太さ
    “alpha”色の透過度 0で透明
    “color”: hexコードの色指定
    参考:http://www.nthelp.com/colorcodes.htm

    <マクロ設定のサークル>
    “blindarea”
    拡張パーツやスキルを加味した移動時と停止時の”発見可能”視界サークル(発見可能は445mまで)を切り替えて表示
    ・・・445mラインがあれば基本的には不要なのでオフ。
    “dynamic”
    拡張パーツやスキルを加味した移動時と停止時の視界サークル(視界範囲は500mまで)を切り替えて表示
    ・・・移動・停止に合わせて太線が切替表示されるようにするとかっこいい
    “standing”
    停止時に双眼鏡やスキルを加味した数字上の視界サークル(視界範囲は500mまで)を常に表示
    ・・・常に意識したいため細線で表示されるようにオンに設定が吉
    “motion”
    移動中に ガンレイやスキルを加味した数字上の視界サークル(視界範囲は500mまで)を常に表示
    ・・・常に意識したいため細線で表示されるようにオンに設定が吉
    <手動で距離設定が必要なのは自走砲の射程>
    「Special」の部分 modpackなどから拝借
    ↑使えなくなったmod 「XVM Tank Minimap Ranges」が復活したらそちらを使いましょう。

blindareaと445mを無効にして、50m、standing、motion、dynamic、720m(戦車砲最大射程距離)を有効にしています。
色は適当です。
※blindareaだけ有効になっていますが、「/*」と「*/」を削除すればその下の5つのサークルが有効になります。
ただし、最初はblindareaのみを使うようになっていたため、このままでは文法的におかしくなるので、blindareaの行の最後に「,」(半角コンマ)が必要になります。
これをしないと、MAP読み込み時にViewの箇所が正しく読み込まれませんので、サークルも正しく表示されません。

Specialの部分にSimple VMから該当箇所を抜き出して、Stringを書き換えて追加しました。

7.hotkey.xcを以下の通り変更

次に、左Ctrlキーを押したときにminimapが画面中央に拡大表示される機能が無効になっているので有効にしました。

"minimapZoom": { 
      "enabled": true,
      "onHold": true,
      "keyCode": 17 
    }

※keyCodeの17は、左Ctrlを意味していますので、キーを変更したい場合はこの数字を変更します。

8.J1mb0’s Crosshair Mod 1.38を導入

あとは、照準modを導入しました。

この状態をベースに何種類かのXVM Configを試すのでres_modsを一旦コピーしてバックアップしておきます。

J1mB0’s XVM Config v5.3.0 test3

照準modのJ1mb0’s Crosshair Modを利用していますが、それのXVM Configです。
他と異なる箇所は、ダメージログを表示してくれます。
XVM-5.2.1の際もこのダメージログの機能だけを利用していました。
J1mB0’s XVM Configは、デフォルトのままだと、左Ctrlキーを押したときにminimapを画面中央に表示してくれる機能がOFFになっていますので、先ほどの7番と同じことをもう1度やっておきました。
minimapのサークルはXVMのデフォルトと同じ状態だったので変更しました。
ただし、XVMのときとことなり、J1mBO’s XVM Configでは、5.2.1の時と同じようにmajorで宣言すればよいようなので、そこに追加しました。

戦闘中の画面は以下の様になります。
J1mb0's

Minimapに445Mのサークル(オレンジ色)を描画していますが、それとは別に緑色のサークルが表示されています。
さらに、白色のサークルが双眼鏡を搭載している場合の効果が反映され、停止時と移動時でサークルの大きさが変化しています。
戦闘開始前のカウントダウン中は停止時の状態で表示される場合もあれば、移動時の状態で表示される場合もありますが、開始されると正しい表示になります。

停止時

停止時

移動時

移動時

deadがlostの様に

J1mb0’s Crosshair ModのMinimapでもう1点気になるのが、deadした車両アイコンがlostの様に表示されたままになることです。
毎回発生するわけではありません。
deadがlostになる

Simple VM 1.3.4

1.3.3からXVM-5.3.0に対応しているようです。
導入方法はres_modsを上書きコピーするだけです。
minimapでサークルが反映されないので、上の6番と同じことを行いました。
Player Statisticの表示が以前とことなるように思うのですが、気のせいかなぁ

Simple VM
※Minimapのサークル表示はカスタマイズしてあります。

XVM IK 001 0.9.0 5.3.0 test1

今回、はじめて導入します。
機能がかなり追加されており、PCには高負荷がかかるようです。
MinimapはXVM Tank Minimap Ranges v2.0を利用しています。
最初はサークルがうまく表示されたと記憶していますが今はダメなようなので、上の6番と同じ変更を行いました。
ただ、変更するファイルはminimapCircles.xcではなく、tankrange.xcになります。
tankrang.xcの場所は、minimap.xcを見ればわかります。

XVM IK
※Minimapのサークル表示はカスタマイズしてあります。
画像ではわかりませんが、Killされた車両のアニメーションがユニークです。

補足

Statisticsを利用するにはXVMサイトでログインしてアクティベーションしないといけませんが、modを変更するたびに無効なトークンなためにクライアント上ではinactiveの状態になります。
一旦、サイトからログアウトしたり、クライアントを再起動したり、何度かアクティベーションを実行するとステータスがActiveになりました。

以上、今回はXVM IKを使うことにしました。

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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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