録画の工程にデスクトップ画面キャプチャーソフトである「アマレココ」を使用した場合の話です。
アマレココの設定および導入方法について記載します。
アマレココは、WindowsXP用に開発されたフリーソフトです。
Vistaには正式対応していませんので、お使いの環境によっては利用できないケースも考えられます。
コーデックは、独自のAMV3コーデックが使用できます。
このコーデック自体は、有料です。
※2010.08.26現在、アマレココで使用する限りは制限が解除されています。
無料で使用する場合は、画面左下にロゴが表示されます。
コーデックは、選択可能ですのでAMV以外を利用すれば、ロゴの表示を回避できます。
「Vistaで使用する場合は、ウィンドウモードの録画のみ」
録画対象は、ウィンドウ指定、範囲指定から自由に選択可能です。
録画対象の設定は、手動で行うことになります。
なお、Vistaではフルスクリーン表示の画面は録画できませんので注意してください。
XPであればプラグインの導入でできるようになるかもしれませんが、不明です。
録画時間は無制限(ディスク容量次第)です。
出力ファイルは、100GBを超えると自動的に分割されます。(※値は変更可能)
録音は、導入しているサウンドドライバーに左右されます。
Vistaの場合は、ステレオミキサーデバイスがないと録音できません。
設定は4種類使い分けることができます。
用途別に使い分ければ便利だと思います。
追記
DirectXアプリケーション専用の録画ソフトウェア「アマレコライト」があります。
フルスクリーン画面の録画をするならアマレコライトを試してみてください。
Vista Ultimate 64bit版でリネージュ2を起動し、フルスクリーンモードで正常に録画できることを確認しました。
ただし、以下の点は留意してください。
・「管理者権限で実行する」にチェックをいれておくか起動時毎回、管理者権限で実行する。
・ウィンドウサイズを変更したり、最小化すると録画できなくなる。
・録音にはステレオミキサーデバイスがないと録音できません。
※録音はデフォルト(Core Audio Capture(Win7))のままで可能でした。
※動画作成の趣旨からするとアマレコライトのほうをフォーカスすべきでした。そのうち書き換えます。
【ソフトウェア情報】
公式サイト | http://www.amarectv.com/ |
ダウンロードサイト | http://www.amarectv.com/ |
導入バージョン | 3.01 |
備考 | フリーウェア 32bitアプリケーション 独自コーデックは、32bit版(有償) ※アマレココで使用する場合に限り制限解除 |
【導入】
(1)インストール
①ダウンロードしたamarecco301.lzhを、任意の場所に解凍します。
※解凍するだけでインストールは完了ですが、使いやすいように以下も参照してください。
②”AmaRecCo.exe”のプロパティ⇒互換性タブで、特権レベル欄”管理者としてこのプログラムを実行する”にチェックを入れておきます。
③解凍したフォルダーごと”D:tools”以下に移動します。
※自分の整理方法で場所は決めてください。
④”AmaRecCo.exe”にカーソルをあわせて、マウス右ボタンをクリックしてメニューを表示します。
⑤”クイック起動に追加”を選択します。
次回からはクイック起動メニューから起動できるようになります。
(2)AMV3コーデックのインストール
AMV3は独自コーデックです。なくても使用はできますので、選択は任意です。
※AMV3コーデックは、32bit版のみです。
※アマレココライトではAMV3コーデックが導入されていないと起動できないようです。
①以下からダウンロードします。
http://www.amarectv.com/
②ダウンロードした”amv220.lzh”を、任意の場所に解凍します。
③解凍したフォルダの中にある”setup.exe”を起動します。
⑤利用契約
・内容に承諾できるのであれば、”上記文章について承諾します”にチェックをいれて、
“次へ”をクリックします。
⑥デストネーションフォルダ
・インストール先フォルダを選択します。
・良ければこのまま”次へ”をクリックします。
⑦完了
・エラーがないことを確認して、”完了”をクリックします。
以上でAMV3コーデックのインストールは完了です。
(3)確認
動作確認は、先に設定をすませてから、実際に録画を実行しそれを再生して確認してください。
【設定】
※Vistaで初回起動時、Vistaに関するポップアップメッセージが表示されますので、SHIFTを押しながらOKをクリックします。
※最初はルーキーモードになっていますのでそれを解除します。
ファイル⇒ルーキーモードのチェックをはずします。
・保存先を”D:amarecco”に変更
・Ctrlのチェックをはずす
・スタートを”Scroll Lock”に変更
・ストップを”Pause”に変更
・ポーズを”Home”に変更
・スクリーンショットを”Print Screen”に変更
※スタート、ストップ、ポーズに同じホットキーを設定すると操作できなくなります。
・コーデックを”Lagarith Loss Less”に変更
・ウィンドウ指定にチェック
・親ウィンドウをクライアント領域に変更
※リネ2クライアントをウィンドウモードで起動し、解像度を800×600(4:3)で表示しています。
・タイムスタンプのチェックをはずす。
⑤1:設定A【オーディオ/録画タイプ】タブ
・録音にチェックを入れる
※その右下の設定ボタンをクリックすると⑤が表示されます。
⑥オーディオプラグイン設定
・ステレオ ミキサーを選択
※コントロールパネル⇒サウンドの録音デバイスでステレオミキサーを事前に有効にしています。
⑥メイン画面
・設定: が先ほど設定した”1:設定A”になっていることを確認
※設定の際の操作について
タブ内の設定を変更した場合は、適用またはOKボタンをクリックしないと他のタブ表示に移れません。
また適用ボタンを押しても無効な設定の場合は、次に設定を確認すると元に戻っていますので注意してください。