2014年4月26日 6時のメンテでクライアントのバージョンが9.0.1にアップデートされました。
このアップデートの注目点は、クライアントクラッシュの修正です。
※マイクロアップデートの詳細は、「9.0.1サーバーのマイクロアップデート」にあります。
※アップデート後、9.0対応modをそのまま使用しています。
8.11では何ら問題はなく安定していましたが、先日の9.0アップデート以降、クライアントが対戦中に突然落ちる現象が多発していました。
一旦、この現象が発生すると、対戦中の戦闘が終了するまでログインできないのが致命的でした。
ログインできない状態では、その他のプレイヤーからはまるでAFK(Away From Keyboard:WoTでは放置の意味)の状態に見えてしまいます。
「reported afk」など言われていたかもしれません。
9.0.1ではこの問題を修正しようというもののようです。
そもそも、9.0アップデートでグラフィックエンジンが変更されたようで、これに付随してグラフィック負荷が増大したため発生しているようでした。
この事象に対処するため、私の場合は、暫定的にゲームのグラフィック品質を1段下げてプレイしていました。
※自走砲では、この事象の発生頻度が多く我慢できないレベルだったので試しでCPU内蔵グラフィックに変更したりもしました。
9.0.1ではどうなったのか?
9.0では、CPU内蔵グラフィック(Intel HD Graphics 4000)で、ゲームのグラフィック品質を「低」でプレイしていましたが、9.0.1では、「最大」に設定してもガレージ内ではマウス操作がある程度できるようになりました。少し軽くなったようです。
試しで、ゲームのグラフィック品質をいろいろ変更して、FrapsのFPS値がどれくらいになるかを調査しました。
調査にあたり、使用したマップはチュートリアルです。
Intel HD Graphics 4000
※BIOSではメモリ割り当てを動的に設定してあります。
※9.0のときとモニタを変更したので解像度とアスペクト比が異なります。
※高解像度になった分、現在の方が、より高負荷な設定になります。
ドライバーバージョン:15.33.18.64.3496
推奨設定:低
NVIDIA Geforce 8800GT O.C.
XFX社製 8800GT O.Cモデル PV-T88P-YDDP
コアクロック:670MHz
メモリクロック:1.95GHz
メモリI/F幅:256bit
DDR3メモリ:512MB
ドライバーバーション:335.23
推奨設定:中
ちなみに、9.0と9.0.1でどちらのグラフィックチップでも、推奨値は変わりませんでした。
※以下は、グラフィックドライバの設定値をアプリケーションの設定を使用するようにした場合です。グラフィックドライバの設定を使用するようにしている場合は結果が異なるかもしれません。
グラフィック品質ごとの設定値
グラフィック品質 | 最大 | 高 | 中 | 低 | 最小 |
---|---|---|---|---|---|
マップ | チュートリアル | ||||
3Dレンダリング解像度 | 100% | ||||
画面解像度 | 1920×1080 | ||||
全画面モード | 有効 | ||||
垂直同期 | 有効 | ||||
アンチエイリアス処理 | OFF | ||||
視野角 | 105 | ||||
カラーバリアフリーモード | 無効 | ||||
モニタ・リフレッシュレート | 60 | ||||
画面アスペクト比 | 16:9 | ||||
ガンマ | 50% | ||||
カラーフィルター | OFF | ||||
フィルタ強度 | 無効 | ||||
グラフィック | 改良 | 通常 | |||
テクスチャ品質 | 最大 | 高 | 中 | 低 | 低 |
ライティング品質 | 最大 | 高 | 中 | OFF | OFF |
影生成品質 | OFF | ||||
スナイパーモードで草を表示 | 有効 | 有効 | 有効 | 低 | 無効 |
追加エフェクト品質 | 最大 | 高 | 中 | 低 | 低 |
スナイパーモードの追加エフェクト | 高 | 中 | 低 | OFF | OFF |
植生密度 | OFF | ||||
ポストプロセス | 最大 | 高 | 中 | OFF | OFF |
履帯効果表示 | 有効 | 有効 | 有効 | 無効 | 無効 |
地形品質 | 最大 | 高 | 中 | 低 | 最小 |
水面品質 | 最大 | 高 | 中 | 低 | 低 |
デカール品質 | 最大 | 高 | 中 | OFF | OFF |
オブジェクト描画品質 | 最大 | 高 | 中 | 中 | 低 |
植物品質 | 最大 | 高 | 中 | 中 | 低 |
描画距離 | 最大 | 高 | 中 | 中 | 低 |
モーションブラー効果 | 高 | OFF | OFF | OFF | OFF |
エフェクト品質の動的変更 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 |
履帯軌跡表示 | 有効 | 有効 | 有効 | 無効 | 無効 |
結果
それぞれFrapsの値は次の様になりました。
グラフィック品質 | 最大 | 高 | 中 | 低 | 最小 |
---|---|---|---|---|---|
Intel HD GRaphics 4000 | 7~10 | 9~12 | 11~14 | 48~60 | 60以上 |
XFX社製 8800GT O.Cモデル | 11~16 | 19~20 | 23~26 | 60以上 | 60以上 |
Geforce8800GTで、「高」か「中」でなんとかプレイできそうな負荷です。
ただし、「高」だと主砲がスムーズに動いていないように感じます。
9.0.1になって、8.11と同じグラフィック品質でプレイできそうです。
今回は、簡単にグラフィック品質の値を「最大」~「最小」に変更しただけですが、詳細設定項目をうまく設定すれば高画質でプレイできるかもしれません。
グラフィック設定についての詳細説明は「アップデート9.0のグラフィック設定」にあります。
今回は値を固定にしていた「3Dレンダリング解像度」に関しては、プレイ中に「右Shift」+「+/-」を押すごとに⁺5%または-5%値を変化することが可能です。
設定できる範囲は50%~100%のようです。
値を小さくすると油絵のような、ドットがあらくなったイメージの描画になりますが、FPS値は若干上がりました。
前にプレイしていた最大600人での対人戦ゲームとはことなり、WoTは対応も早く、説明も丁寧で好感が持てます。