2021年10月5日にWindows 11がリリースされました。これに伴い、Windows 11で動作するDTCP-IP対応のDigital Media Server(DMS)について調査しました。
Windows 11でDTCP-IP対応メディアサーバーを試す
DMS(Digital Media Server)の条件としては以下の通りです。
- DTCP-IP対応
- 地デジ放送の録画番組※1
- DTCP-IP配信機能
- DTCP-IPムーブ機能
我が家では地上デジタル放送の受信しかできないため、対象は地デジ放送の録画番組のみとさせていただきます。
4K/8Kの配信/ムーブに関しては当サイトでは扱っていません。
興味がある方はDTCP2を検索してください。
SeeQVaultに関しては関連記事をご覧ください。
DiXiM SeeQVault Server std/pro
平素はデジオン製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
Windows 11への対応についてのお知らせ
先日、公開されました「Windows 11」での下記の製品で動作確認をおこない、動作状況に問題が無いことを確認しましたのでご報告いたします。
これからも弊社製品をご愛用いただけますよう、よろしくお願いいたします。
SeeQVault対応のHDDやSSDまたはSDカードが必要
まず、DiXiM SeeQVault Serverを使用するためにはSeeQVault対応機器を接続する必要があります。このアプリは、接続したSeeQVault対応機器に番組を保存します。複数のSeeQVault対応機器を接続しても同時に使用できるのは1台のみです。(SeeQVault機器間のダビング時は除く)
アップロード型ムーブ送受信およびダウンロード型ムーブ送受信に対応
- DiXiM SeeQVault Serverで操作する場合
-
ダウンロード ダウンロード型ムーブ受信機能を使います。
操作画面の「ダウンロード元機器」の一覧に表示されるのはダウンロード型ムーブ送信機能のある機器です。アップロード アップロード型ムーブ送信機能を使います。
操作画面の「ダビング先」の一覧に表示されるのはアップロード型ムーブ受信機能のある機器です。 - 他の機器から操作する場合
-
ダウンロード ダウンロード型ムーブ受信機能を使います。
操作画面の「ダウンロード元機器」の一覧にDiXiM SeeQVault Serverが表示されます。アップロード アップロード型ムーブ送信機能を使います。
操作画面の「ダビング先」の一覧にDiXiM SeeQVault Serverが表示されます。
DTCP-IP配信に対応
DTCP-IP配信機能でダウンロードした番組をネットワーク上へ配信できます。
配信先のDTCP-IP対応Playerアプリで再生できます。
対応機種であればTVやレコーダーでも再生できます。
SeeQVault機器間のダビング
SeeQVault対応HDDを2台接続して番組を選択してダビングしたり、丸ごとダビング(PROの機能)することが可能です。
DiXiM SeeQVault Serverの良い点は以下の通りです。
- 多数の番組をダウンロードする際、失敗が少ない。
- 機能がシンプル
PC TV Plus + Advanced Pack
製品情報 PC TV Plus+Advanced Pack
2021年 10月5日 PC TV Plus Ver.5.0 アップデート
News
・Windows 11 に対応しました。
・録画番組のコマ送りとコマ戻し、スロー逆再生機能を追加しました。
番組再生とメディア再生
DTCP-IP配信機器から番組を再生できます。
接続したSeeQVault対応機器から番組を再生できます。
Playerの機能が充実しています。
アップロード型ムーブ送受信およびダウンロード型ムーブ送受信に対応
登録した機器から番組をダウンロードすることができます。
Ver4.7以降でダウンロードダビング予約が可能です。
ダウンロードは通常のHDDやSDDの所定のフォルダに保存します。
ダウンロードフォルダは変更できます。変更時に移動先のフォルダへ既存の番組を自動で移動します。
PCから番組をアップロードすることができます。
アップロードを選択するとネットワーク内で発見したアップロード型DTCP-IPムーブ受信機能のある機器の一覧が表示されます。
書き出しとムーブバック
番組をメディアに書き出しできます。
書き出した番組をムーブバックできます。
PC TV Plusの良い点は以下の通りです。
- 再生Playerが多機能
- 管理機能が充実
2021年10月現在ではWindows 11で動作保証しているのは2製品だけだと思います。
どちらの製品もライセンスの購入が必要です。買取と1年更新がありますのでご注意ください。
購入前には必ず動作確認を行ってください。
ダビング10の残りカウントの継承
DTCP-IPムーブであれば実装してほしい機能が”コピーカウントまるごとムーブ”です。
ダビング10ではレコーダーで録画した番組が親世代でカウント10あります。
市販されている機器のDTCP-IPムーブではこのカウント数をそのままムーブできる製品がありませんでした。
これに似ているのかどうか?
RECBOX(HVL-RS/HVL-LS)にあるマルチカウント機能は優れものです。
従来であれば、ダビング10で録画した番組を複数回ダビングするとそれぞれ別の番組として扱われます。
マルチカウント機能はダビング10のカウントをアップして1つの番組としてまとめてくれます。
複数回ダビングすればカウント数ごと移動したのと結果は同じになるようなのでこのマルチカウント機能はすごくほしい機能です。
仕様どおりに動作してくれればの話ですが・・・
ハードウェアはソフトウェアのように簡単に評価版で動作確認ができないので慎重になってしまいます。
ハイビジョン(2K)チューナー内蔵ブルーレイレコーダー
従来の高精細度テレビジョン放送(HDTV/2K)放送を受信/録画できる機種です。
4Kチューナー内蔵機種より安価なモデルが揃っています。
地デジしか見ないという人にはおススメです。
おススメの2Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダーです。
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
4K/8K放送(新4K8K衛星放送)で表現される超高精細度テレビジョン(UHDTV)放送を受信するには様々な制限があります。
だれでもどの放送でも無条件に4K映像を楽しめるわけではありませんのでご注意ください。
詳細は法務省のページをご確認ください。
世の中の仕様が変わる際によく知らない人を騙し不正に利益を得る行為をする人がいますので注意してください。
4K/8K放送を受信できる環境があってはじめて4Kレコーダや4Kテレビの性能が活かせます。
以下はおススメの4Kチューナー内蔵レコーダです。
HDD容量が最大サイズのモデルのみピックアップしています。
HDDサイズはお好みで選んでください。