Windows ムービーメーカは、Windows標準の動画(ビデオ)編集ソフトです。
Vistaの場合は、Vista Home PremiumとUltimateに同梱されています。
OSのセットアップが完了していれば、利用できる状態になっていますので、特に導入および設定方法については記載しません。
※Windows 7ではWindows Liveからダウンロードして利用するようになっていると思います。
Vista エディションの比較は、こちらをご覧ください。
Vistaに導入されているのは、正確にはWindows ムービーメーカ HDになります。
HD品質の画像や動画を扱うことができます。
32bit版と64bit版があり、OSにあわせてそれぞれ導入されています。
そのため、64bitOSの場合、ムービーメーカに動画ファイルを読み込む際は、使用されているコーデックも64bit版が必要になりますので注意してください。
数少ないフリーで利用できる統合ビデオ編集ソフトなのですが、Microsoft社が開発しただけあって入出力できるファイルフォーマットはMicrosoft社開発フォーマットのみに限られています。
ただ、このソフトで作成した動画ファイルは、そのままWindows Media Playerで再生できるのでその点は便利です。
標準プロファイルで作成した動画ファイルは、ASF(拡張子.wmv)またはAVIファイルフォーマットになります。
映像サイズも固定で、アスペクト比は4:3または16:9のものしかありませんので、サイズが縮小されたりアスペクト比が変更され、キャラクター名などの文字が認識できなくなります。
プロファイルをカスタマイズするには、Windows Media エンコーダに含まれている、プロファイルエディタを利用します。
カスタムプロファイルを使用すれば、映像サイズ、アスペクト比やビットレートなど自由に変更できますが、ムービーメーカ自体は、2passエンコードには対応していませんので、2passエンコードをする場合は、Windows Media エンコーダで実行することになります。
ただし、リサイズ(サイズ縮小)やアスペクト比の変換は、ムービーメーカおよびWindows Media エンコーダともに得意としていませんので、別のエンコードソフトを利用したほうがきれいに仕上がります。
そのため、映像加工(リサイズ、クロップ、ノイズ除去など)が必要な場合は、劣化のない可逆変換圧縮方式で一旦出力したのち、AviUtlなどのエンコードソフトを利用するのがベストな方法です。
このようにすれば、ビデオ編集にムービーメーカを利用していても、MP4形式のような他のファイルフォーマットの動画ファイルも作成できるようになりますので便利です。
ASFファイルフォーマット(拡張子.mwv)を、再変換なしでアップロードできる無料の動画共有サイトが実在しているのか不明です。
恐らく、レンタルサーバかオンラインストレージサービスを利用することになると思います。
【ソフトウェア情報】
公式サイト | http://www.microsoft.com/japan/windows/ |
ダウンロードサイト | – |
導入バージョン | 6.0 (build6001 SP1) |
備考 | Home PremiumとUltimateに標準添付 64bitアプリケーション コーデックは、64bit版を使用 |
※32bitOSには、32bit版が導入されますのでコーデックも32bit版を使用します。
【関連サイト】
ムービーメーカでビデオ編集 ※入力ソースがビデオカメラですが、メディアファイルにすれば同じです。(Vista版)
簡単なホームムービーの作り方 ※マイクロソフトのサイトです。(XP版)
ハイビジョン映像も簡単編集 ※MSNのサイトです。(Vista版)
以下操作方法のムービーです。(XP版)
かなり古いムービーですが、基本的な操作はXP版もVista版も同じです。