録画した地デジを家の中でどこでも楽しめるDTCP-IP規格に対応したハイビジョンレコーディングハードディスクです。
製品にもよりますが、一般的にDLNA対応製品で配信できるのは「画像」「音楽」「ビデオ」のコンテンツです。
これらコンテンツをこのハイビジョンレコーディングハードディスクに保存することで、ネットワークに接続されたDLNA機器で共有が可能になります。
DLNAに準拠した製品であれば他社製のDLNA対応製品とのコンテンツの共有が可能です。
注意点
- DLNAは規格ではない
- デジタル放送の録画コンテンツを共有する場合は、両機器ともにDTCP-IPに対応していなければなりません。
- DLNAにはDMS、DMP、DMRなどの役割があり、それによってもできることが異なる。
- DLNAにはバージョンがあり、バージョンごとに機能が異なる。
実際には、DLNAは規格ではありませんのでDLNA対応を謳っているからといって必ず機器間で共有できるとは限りません。
さらに、「画像」「音楽」「ビデオ」コンテンツには、それぞれ様々なファイルフォーマット(ファイル形式)が使用されており、そのファイルフォーマットによっても結果がことなります。
また、これらコンテンツは基本的には圧縮(エンコード)されたデータですので、ファイルフォーマットをサポートしていてもその圧縮方式によっては再生ができません。
特に、ビデオコンテンツの場合は、1種類のファイルフォーマットで複数の圧縮方式をサポートしているため、注意が必要です。
DLNA機器間で共有する場合
- 機器の発見
- コンテンツの識別
- コンテンツのデコード
以上の3点が正常に実行できなければ再生はできません。
保険としての機能
1.トランスコード対応
中には再生側で再生できる形式にトランスコードをしてから配信してくれる製品もあります。
しかし、トランスコードにはCPU等のリソースを消費するため再生までに時間がかかる場合や、再生時の画質や音質が悪くなる場合もあります。
機器の発見はできるけどもコンテンツが再生できない場合に有効です。
トランスコードの設定をカスタマイズできればさらに互換性は向上します。
2.Windowsファイル共有
機器の発見ができない場合、Windowsのファイル共有機能があればコンテンツへのアクセスは可能です。
ただし、そのコンテンツが再生できるかは再生側の仕様に左右されます。
再生側でデコードの設定がカスタマイズできる環境であれば有効です。
ただし、DLNAによる共有に比べ操作性が悪くなります。