iPhone 12 miniを購入したのでiPhoneの写真撮影についてまとめておきます。
iPhoneで写真撮影
釣りでの記念撮影を主な目的にiPhoneによる写真撮影の環境整備を行います。
釣りあげた魚を撮影する場合、両手が空いていることはまずないので写真撮影は非常に困難です。
慣れである程度はカバーできるでしょうが、困難な状況下でも確実にきれいな写真が撮れるように考えてみました。
カメラアプリの設定
まず、釣りの写真撮影用の設定を以下の様にカメラアプリに行います。
- フォーマットは高効率
- シーン検出 ON
- より速い撮影を優先 ON
- レンズ補正 ON
- スマートHDR ON
Live Photos機能を無効化
Live Photos機能はシャッターを切った前後の 1.5 秒ずつの映像を記録する機能です。写真と同時に1.5秒の動画が作成されます。動きのあるシーンを記録に残す表現するには便利な機能ですが、静止画を撮りたいだけなら容量を圧迫してしまうだけです。
- 一時的な無効化
-
一時的に無効化するにはカメラアプリの画面でLive Photosのボタンfa-bullseyeをOFFにするだけです。
この方法では、次回カメラアプリを起動するとONになっていますので、毎回OFFにする必要があります。 - 恒久的な無効化
-
次の手順でLive Photosをずっと無効化できます。
- 「設定」を開きます。
- 「カメラ」>「設定を保持」の順にタップします。
- 「Live Photos」の横にあるスイッチがオンになっていることを確認します。
以上で一度設定したLive Photos機能のOFF設定が保存され、次回カメラアプリ起動時に反映されます。
写真を撮影する場合に必要な項目は以下の通りです。
- カメラの固定方法
- 被写体の固定方法
- カメラプレビューの表示
- シャッターボタンを押す操作
- 写真の確認方法
これ以外に考慮したいのが海水がついた手で操作する可能性があるという点です。
できればiPhoneは直接触りたくありません。1番とその他、iPhoneに必要な操作時に本体に触れないような方法を考える必要があります。
そこでの回答の一つが音声の利用です。
Siriで「写真撮影」
Siriを使えば話しかけるだけで様々なことを実行してくれます。
写真を撮影するのであれば「Hey Siri、写真を撮影」などと話しかけるだけでOKです。
Siriに話しかける方法は何通りかあります。
- iPhoneの場合
- 「Hey Siri」と話しかける
- サイドボタンを押す
- Apple Watchの場合
- 「Hey Siri」と話しかける
- 手首を上げて話す
- Digital Crowを押す
デバイスに応じた方法でSiriに話しかけカメラアプリを起動します。
Siriではカメラアプリは起動できますが、シャッターボタンを押す操作ができませんでした。
カメラアプリを起動後にシャッターボタンを押す操作が必要になります。
ショートカット「はいチーズ」を追加
Android OSの「Ok Google」では特に設定せずとも音声で写真撮影(シャッターボタンを押す)までを行ってくれますが、AppleのSiri(「Hey Siri」)では写真アプリの起動までです。
iPhoneでは、そのほかに複数の機能や操作を自動で実行してくれる機能があります。
その機能は、ショートカットアプリがインストールされていれば利用できます。
ショートカットアプリのギャラリーには、コレクションといわれるすでに便利なオートメーション化の設定が登録されています。
このコレクションにある「Siriを活用する」の中に今回紹介する「はいチーズ」があります。
この「はいチーズ」には、2個のアクションが追加されています。
- 背面カメラで写真を撮影
- カメラプレビューを表示 OFFになっています
- 写真を最近の項目に保存
この2つのアクションの連携で写真を撮影し保存まで完了します。
しかし、デフォルトではカメラプレビューが非表示であるため、どんな写真が撮れるのかがわかりません。
別途、写真の保存後に操作して撮影した写真を確認する必要があります。
カメラプレビューを表示 有効にすると撮影前にプレビューが表示されますが、手動でシャッターボタンを押す必要があります。シャッターボタンを押すとショートカットの次のアクションが実行されます。
カメラプレビューを表示を有効に設定するとSiriで「写真撮影」と命令するのと変わりません。
ショットカット「はいチーズ」では3番と5番が実現できませんでした。
音声コントロールを使用
iOS13以降のiPhoneであれば音声コントロールが使用可能です。
音声コントロールを使用すればコマンドを読み上げて様々な操作が可能になります。
音声コントロールの有効化
- 「設定」を開いて「アクセシビリティ」を選択します。
- 「音声コントロール」を選択し、「音声コントロールを設定」を選択します
音声コントロールの使い方
音声コントロールには標準設定とカスタム設定とがあります。
標準設定はすでに用意されているコマンドを読み上げることでアクションを実行します。
カスタム設定は特定のアプリ上でジェスチャーなどを登録することが可能です。
- カスタムジェスチャの登録
- 「設定」を開いて「アクセシビリティ」を選択します。
- 「音声コントロール」を選択し、「コマンドをカスタマイズ」を選択します。
- 「新規コマンドを作成」を選択します。
- 語句に音声認識可能な一意の語句を入力します。
ここでは「take picture」にしました。 - アクションを選択し、カスタムジェスチャを実行を選びます。
新規ジェスチャを登録する画面になりますので、画面を指で操作してジャスチャーを登録します。
登録したら保存をタップします。 - アクションを実行するアプリケーションを設定します。
ここで選択したアプリケーションのみ登録したジェスチャーを許可します。
カメラアプリを選択しました。 - 戻るを選択して保存して完了です。
日本語未対応
言語は日本語に未対応です。標準で有効になっているのはカナダとアメリカの英語版のみです。
言語は追加できますが、追加できる一覧に日本語はありません。
音声コントロールのカスタム設定を使って、カメラアプリでシャッターを押す操作を登録しましたが、機能しませんでした。発音が悪いのが影響しないようにと簡単な英単語で作動するように設定しましたが機能しません。標準設定コマンドのデバイスにある「Trun volume up」などでシャッターボタンを押す操作を試みますが作動しません。音声コントロールを使った音量の上げ下げはホーム画面ではできました。カメラアプリでは何度試しても動作しません。
いろいろ試してカメラアプリで音声コントロールが動作しませんでした。
標準設定のコマンドもカスタム設定のコマンドも機能しませんでした。
音声コントロールでは写真撮影できませんでした。またできたとしてもシャッターを押すだけのために音声コントロールを有効にして使用するのはリスクが高いとも思いました。
Apple Watchでリモート撮影
Apple WatchのSiriであってもシャッターボタンを押す操作は手動です。
写真モードかビデオモードかは本体のカメラアプリの設定によります。
Apple Watchからは変更できませんので事前に写真モードに設定しておく必要があります。
Apple Watchを装着したほうの手で魚を固定し、空いたもう一方の手でApple Watchの画面のシャッターボタンを押すことになります。iPhoneはポーチなどに入れて体に固定しているとした場合、シャッターボタンを押す操作のときにフレーム内に腕が入ってしまう可能性があります。
しかし、カメラプレビューは操作するApple Watchの画面に表示されているので撮影が失敗することはないはずです。
先に紹介した「はいチーズ」ショートカット機能はApple Watchでは利用できません。登録されている機能がApple Watchに対応していなかっただけですので、すべてのショートカットが使用できないわけではありません。
総括
Apple iPhoneは中途半端な状態という印象です。
3rdパティ製のアプリなりスイッチデバイスなどで補うしかないようです。
アプリはいろいろインストールするのは好みではないので別の方法を考える必要がありそうです。
以前はスマートフォン用の透明ポーチに入れてカメラ撮影を考えていましたが、購入したポーチに入れたままではシャッターボタンを押す操作およびプレビューを表示または確認ができません。
Apple Watchを使用することでその点は改善できますが、手の自由度が失われます。
例えば、ターポリンポーチ MW(B)です。
シャッターボタンを押す操作に関係してカメラの固定方法は検討の余地ありです。
入れるなら簡単な透明の入れ物の方が画面の確認と操作ができるので便利です。
例えば、防水ケース OWL-WPCSP11です。
ダイワ製であれば、WP モバイルポーチ(B)です。
これらを使用するのであれば、普段は首からぶら下げておいて撮影時に片手で操作するだけです。
あとは「自分目線で撮影できるハンズフリーの首掛けスマホホルダー」ではないかと考えています。懸念点は落下防止機能がどこまで信頼できるのかです。iPhoneが海にぽちゃんは最悪です。
防水ケース OWL-WPCSP11 ブラックを購入しました。
とりあえずは思ってた通りに撮影できました。
透明ケースは指紋とかの汚れが目立つので見た目がよくはありませんが、撮影には影響ないようです。
そのまま撮影できるので便利ですが首からぶら下げると低い姿勢になったときにブラブラするのが許せるか?
総重量は170g程度ですが首にちょっと負担がかかります。
やっぱり撮影はiPhoneを横向きにしたほうがよいのでネックレス式を購入してみました。
【ActyGo】 ネックレス式マウント GoPro用アクセサリー ロック/長さ調節可能 J型フック スマホ その他アクションカメラ対応 日本製耐久素材という製品です。
一度、バチコンアジングに持っていきましたが、全く釣れず撮影どころでなかったので断念しました。
iPhoneを取り付ける場合は、スマフォホルダーを使用します。
iPhone 12miniの場合、ボリュームダウンのボタンがホルダーで押されないように中心から少しずらします。
かなりの強度でがっちり掴んでいるので安心ですが、釣りの時は何が起こるのかわからないので万が一があっても落下しないような対策を考えています。
寝転んでビデオを視聴する場合、手がだるくなるのでこのネックレス式マウントを使うこともあります。
iPhone 13miniの重量(約140g)でも首への重さをかなり感じ負担があります。
ネックレス部と首の接点が面でなく点であるため一部に重さが掛かり痛みにかわります。
個人差があると思いますが、首につけるのはやめようと思いました。