Windows Media Player11でエンコード後の動画ファイルを再生するための設定について記載します。
一応、MP4に対応したDirectShowフィルタと映像H264および音声AACのデコーダを導入していれば再生はできる環境になっています。
しかし、Windowsの場合、これだけでは動画ファイル(拡張子mp4のファイル)を開く(もしくはダブルクリック)してもWindows Media Playerが起動しません。
※Qicktimeが導入されていると拡張子が.mp4のファイルはQicktimeに関連付けされてしまいます。
これを修正するため、プログラムと拡張子の関連付けの変更作業が必要になりますのでその方法を説明します。
ここでは拡張子.mp4のファイルをWindows Media Player11に関連付けます。
方法は何通りかありますが、コントロールパネルを使用する方法で説明します。
手順
①コントロールパネルを開き、「プログラム」をクリック
②「あるファイルの種類を特定のプログラムで開く」をクリック
③名前欄が「.mp4」の行を選択し、右上の「プログラムの変更」をクリック
④推奨されたプログラムにWindows Media Playerが表示されていなければ▼マークをクリックし、ほかのプログラム一覧を表示
⑤一覧にある「Windows Media Player」を選択し、「OK」をクリック
⑥「.mp4」がWindows Media Playerに関連付けられたのを確認し、「閉じる」をクリック
以上で拡張子.mp4ファイルをWindows Media Playerへ関連付けが完了しました。
【付録】
VistaでMP4ファイルはOS標準ではありませんので、OS標準アプリケーションではいろいろと不便がでてきます。
そのひとつにWindows Media Centerを使用した場合です。
MP4ファイルがWindows Media Playerで再生できる状態であれば、Windows Media Centerでも再生は可能な状態にありますが、ビデオコンテンツの一覧に表示されませんので再生の操作ができません。
これは、MP4ファイルがビデオのカテゴリに分類されていないためです。
MP4ファイルをVistaのWindows Media Centerで一覧に表示させるには、レジストリを編集する必要があります。
※レジストリを直接編集しますので、以下は自己責任でお願いします。
①regeditでレジストリエディタを起動する
②”HKEY_CLASSES_ROOT”を開く
③”.mp4″を選択し、マウスの右ボタンをクリックするとメニューが表示されるので、”新規”⇒”文字列値”をクリックする。
④ウィンドウ右側に作成された”新しい値#1″を”PerceivedType”に書き換える。
⑤作成した”PerceivedType”を選択し、マウスの右ボタンをクリックするとメニューが表示されるので、”修正”をクリックする。
⑥新たに開くウィンドウ内の”値のデータ”が空欄になっているので、”video”と入力し”OK”をクリックする。
⑦regeditを閉じる。
⑧念のためOSを再起動する。
※ダブルクォーテーション(“)は、入力不要です。
※.aviなどの設定が参考になりますが追加するのは”PerceivedType”キーのみです。このキーは、画像、ビデオ、音楽などといったカテゴリに分類するために使用するものです。