要件
- Android OS 4.4.4以降
- iOS 7.0以降(iPhone 5以降のみ)
セットアップ
「runto」アプリのインストール
まずBluetooth接続するスマホに「runto」アプリをインストールします。
スマートウォッチのアプリにあるQRコードを読み取ればアプリのインストールが可能です。
スマートフォンのbluetoothをON
スマートウォッチとペアリングする前にスマートフォンのbluetoothをONにします。
QRコードの表示と読み取り
QRコードを読み取りbluetooth接続のペアリング設定を行います。
QRコードは設定⇒RunToAPPからスマホのOSを選択して表示します。
※アプリメニューのQRコードはRunToAppのストアアプリのサイトのURLです。
RunToアプリの左上の腕時計マークをタップするとデバイス画面になりますのでQRコードをスキャンします。
ペアリング
スキャンに成功するとペアリング画面が表示されますので許可を選択します。
ペアリングに成功するとスマートウォッチのBTマークが緑と青色のアイコンに変わります。
RunToアプリに必要な権限
- SMS
- カメラ
- カレンダー
- ストレージ
- 位置情報
- 連絡先
- 電話
RunToアプリのバックグラウンド実行
RunToアプリがバックグラウンドで常駐されるようにします。
基本操作
スマートウォッチの基本操作は以下の通りです。
- タップ
- 右から左(👈)
- 左から右(👉)
- 上から下(👇)
- 下から上(👆)
メニューや設定値などの選択は1番のタップで行います。
TOPメニューの移動は右から左(👈)または左から右(👉)で同じ階層を移動します。
TOPメニューでクロック表示の状態から上から下(👇)または下から上(👆)で同じ階層のメニューを表示しますが時計表示以外からこれら操作をした場合は時計表示に戻ります。
そのため、上から下(👇)または下から上(👆)を繰り返すとメニュー表示とクロック表示を繰り返します。
TOPメニューをタップで選択するとその中に移動します。
上から下でオプションメニューに移動します。※オプションメニューがある場合のみ
オプションメニューで下から上でオプションメニューから移動します。
さらに左から右(👉)でTOPメニューに戻ります。
また、この時、上から下(👇)または下から上(👆)でTOPメニューの時計表示になります。
各メニュー
留意点
表示の文字が完全に日本語にはなっていません。
各項目の設定値にある「オープン」と「閉じる」はそれぞれ「YES」と「No」または「ON」と「OFF」に読み替えればよいと思われます。
設置
項目 | 設定値 |
---|---|
BT設定 | 電源 オープン/閉じる 検知可能 オープン/閉じる |
RunToApp | Android IOS |
クロック | クロックタイプ クロック1~クロック5 時間同期 オープン/閉じる |
音 | アラームタイプ 着メロ 通知音 |
ボリューム | マルチメディア 1~6 ベル 1~6 通知 1~6 |
ディスプレイ | メインメニュースタイル 画面の明るさ ディスプレイ消灯時間 |
単位 | メトリック インペリアル |
モーション | フリップで着信をミュート フリップでアラームをミュート ウェイクアップシェスチャー |
アプリケーション | 全部アンインストール |
リセット | スマートウォッチからすべてのデータを消去 |
アバウト |
電話
以下はスマートフォンとペアリング済みで接続されている場合のみ正常動作します。
項目 | 機能・動作 |
---|---|
ダイヤラー | ダイヤルパッドを表示 ここから番号を直接入力してBluetoothで発信が可能 |
電話帳 | スマホのアドレス帳の一覧が同期され表示されます。 ここから名前を選択してBluetoothで発信が可能 |
通話履歴 | 着信と発信の履歴が自動同期され確認ができます。 |
メッセージ | Android OSの場合のみメッセージが自動同期され確認ができます。 |
健康
心拍計・歩数計・睡眠モニターに関しては、スマートフォンとペアリング済みで接続されている場合はRunToAppにデータを同期して記録します。
項目 | 機能・動作 |
---|---|
心拍計 | 心臓マークをタップすると心拍数の測定を開始します。 上から下へスライドするとオプションメニューを表示します。
|
歩数計 | スマートウォッチの電源を入れて装着すると自動的に歩数が記録され、歩数から移動距離と消費カロリーが計算されます。 上から下へスライドするとオプションメニューを表示します。
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睡眠モニター | 午後21時~午前9時までの間、睡眠モニターが自動的に起動し、睡眠の質と時間を計測します。 上から下へスライドするとオプションメニューを表示します。
|
座りがち注意 | 座っている時間を設定するとその時間になると振動と音で知らせます。 時間設定は000から30刻みで300まで |
水分補給通知 | 午前9時から午後21時までの間、1時間ごとに水を飲むように通知を受け取ることができます。 合計2.5Lの水を飲むように設定されています。 |
リモート
以下はスマートフォンとペアリング済みで接続されている場合に正常に動作するはずです。
項目 | 機能・動作 |
---|---|
リモートカメラ | スマートフォンのカメラを起動して、スマートウォッチのキャプチャボタンをタップすることでリモート撮影ができる機能です。 |
リモート音楽 | 音楽をリモートコントロールしてボリュームのアップダウンや曲の戻しや送りができます。 |
アンチロスト | スマートウォッチでスタートをタップするとスマートフォンで警告音を鳴動する |
ツール
項目 | 機能・動作 |
---|---|
アラーム | アラーム機能をONにするとアラーム時間、リピート時間、アラーム音、アラートタイプを設定することが可能です。 上から下へスライドすると新しくアラーム設定を追加できます。 |
電卓 | 和差積商の計算のみできる計算機です。 |
カレンダー | 今日の日付の表示とカレンダーボタンをタップすると月別カレンダー(週のはじめが日曜日)を表示できます。 画面を上から下で月がすすみ、下から上で月がもどります。 |
ストップウォッチ | 時間の計測が可能です。ラップタイムの測定が可能です。 |
通知
スマートフォンのアプリの通知をスマートウォッチで受け取ることが可能です。
通知のコントロール方法は何通りかあります。
- スマートフォンの設定⇒アプリの通知設定
- RunToAppの「お知らせ」設定
- スマートウォッチの拒否設定
「お知らせ」設定にある「その他のアプリケーション」をONにするとリスト以外のすべての通知を送信するようです。
たとえばFelicaの通知が無数に送られます。
最終的にスマートウォッチで拒否するとその通知は表示されなくなります。
通知は通知の有無だけでなく内容が確認できます。
BT
bluetooth接続の手動操作用です。
新規検出する場合は現在接続しているデバイスの解除が必要です。
- 新しいデバイスを検出
アプリ
RunToアプリのダウンロードサイトのURLを読み取るためのQRコードです。
- QRコード
充電
充電は付属のマグネットケーブルで行います。
マグネットのN極S極のため接続できる向きが決まっています。
腕から外さないと充電はできない位置に端子がありますので充電中の測定や計測はできません。
充電には専用ケーブルが必要になるということでもあり、1A充電ができる充電器で足ります。
バッテリー残量表示
バッテリー残量表示は充電中の表示バーから0%,25%,50%,75%,100%の5段階表示だと思います。
そのため、急にバッテリーが減ったような錯覚をしてしまうと思います。
フル充電すると1日で25%~50%減るようなのでカタログにあるような3日から5日もつというのはちょっと無理そうです。
Smart Lock/信頼できるデバイス
スマートウォッチが近くにある時にスマートフォンのデバイスロックを解除します。
利便性は向上しますがその反面、他人に操作される可能性がありますので安全性は低下します。
考察
今回使用したスマートフォンはXperia XZs au SOV35です。
実際に使用した結果を記載します。
リモート音楽
ボリュームのアップダウンのみ可能で音楽の再生はできませんでした。
Xperiaだと音楽はミュージックアプリですがミュージックアプリを起動した状態でもボリュームのアップダウンのみしかできません。
リモートカメラ
カメラは起動しますが、撮影まではできませんでした。
カメラの起動も100%成功するわけでもなくまれに失敗します。
睡眠モニター
デフォルトで機能が無効に設定されているので使用する場合は有効にしないと動作しません。
時間が21時から9時までなのでその時間帯で作動するのだと思いますが特に変化はありませんでした。
歩数計
歩数計の精度などはよくわかりませんがとりあえずカウントはされ移動距離や消費カロリー計算が行われます。
心拍計
手動で測定したいときに測定することができます。
測定中はなるべく手を動かさない方が良いよです。
測定値は医療器具のものとはちがい参考程度でしかありません。
電話
bluetooth接続にて発信/着信と通話が可能です。
スマートウォッチ本体内蔵のマイクとスピーカを使います。
ダイヤルパッドからも発信できますし同期したアドレス帳からも発信が可能です。
着信すれば登録されている名前で表示されます。
動作には問題となる箇所はなく普通に使えます。
音声品質など気にする人はもっと本格的な製品を購入するべきかと思います。
スマートフォンで受話した場合でもスマートウォッチから音声と通話をしないといけないため、スマートフォンで話ができればいのですが、ちょっと面倒です。
バッテリーの持ちについて
スマートウォッチ自体のバッテリーの減りは一日は持つようなのでさほど気になりませんが、スマホ本体の充電の減りが多いように思います。
RunToアプリが常駐してしまうためかと思います。
RunToアプリ
インストールしなくても手動でペアリングすれば普通に使用できます。
ただし、健康などのログを長期間保存したり分析したりするのはアプリが必要なようです。
通話はRunToアプリがなくても可能です。
スマホの挙動がおかしくなることもありバッテリーの持ちも悪くなるので気になる方はインストールしなくてもbluetooth通信で可能なものは最低限できます。
初めてのスマートウォッチにはありかも?
この手の製品であきらめる点はマニュアルおよび表示の日本語表示です。
通知だけでなく通話機能があると5000円以上します。
スマートウォッチがどんなもので自分はどんなことがしたいのかを知るためにも一度使ってみるのが良いと思います。
最初の1台にこれくらいの価格帯が良いのではないでしょうか
通話機能がいらないのであれば3000円台です。