正規の方法をいろいろ試しましたが、どれも恒久的に安定した環境が整備できないと判断し、DRM(デジタル著作権管理)を解除した録画環境の構築について記載することにします。
はじめに
正規の方法で問題となるのが「録画データが暗号化される」ということです。
実は暗号化されることについてはそれほど問題ではなく、デバイスの構成変更によって暗号化に使われる鍵情報が変化してしまうことが問題です。
これによって、せっかく録画したデータが復号できず、再生など利用できなくなってしまいます。
目的
録画データがデバイスの何らかの変更によって利用できなくなること(鍵情報が変わったってしまった場合)を回避するために、録画データを暗号化せずに保存すればよいのではないかということで、DRMを解除した録画データを扱う環境の構築を試験的に行ないます。
方針
録画PCとして利用していたHTPCにWHS2011を導入し、チューナはずいぶん前に入手した「PT2」を使用することにします。
WHS2011をマイクロソフト提唱の用途+録画サーバの用途で構成します。
※PT2は試験用途で販売されているもので、地上波のISDB-T(地上デジタル放送)と衛星波のISDB-S(BSデジタル放送、110度CSデジタル放送)の復調のみですので、正規のデジタルチューナの一部機能のみ搭載されている物です。
※日本においてはOS標準の機能だけではデジタルTV番組の録画データをメディアサーバ機能により配信できませんが、この番外編では海外と同じく可能になります。
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