続・Xperia XZsが充電できない

通知ログ2

仕事でカーナビアプリを使うため、GOALZERO Venture30 Rechargerをフル充電して、先日再購入したJR INTL 0.2m USB3.0 TypeCケーブル(USB A to USB C)を充電ケーブルとして持っていきました。
再購入後は、RavPowerやVenture30で何度か正常に動作するのを確認済みでした。

スマホは寝る前に充電するのを忘れていたため充電残量が34%だったので、上記機器で充電をしておきました。
どれくらい充電できたのかを見ると84%くらいでした。
保管場所を変更するために一度ケーブルを抜いて差しなおすと三角の!マークアイコンが表示され、さらにUSB接続モードの通知が表示されるようになった。三角の!マークは警告メッセージらしくUSB接続が使用できない旨を伝えているようです。すぐにUSB接続モードの通知が表示されるという具合で、「充電のみ」や「電源の供給」を選択してもなにもおこりません。
前回からOSがバージョンアップしているのでメッセージなどが異なるだけで同じ事象だと思います。

目次

漏電?

今日は大風の影響で服がびしょびしょに濡れていました。スマホと充電器はベルトに通したポーターのバッグに入れながら充電していました。水滴がついてもおかしくありません。
ごちょごちょしているときに「消費電流が大きいだめ~」なんて文言のメッセージも見たように思います。
濡れて誤動作しているという可能性があります。

ストレス?

腰に付けたバッグにいれたまま座ったりしてたのでケーブルや端子にストレスがかかり断線もしくは接触不良を起こしている可能性もあります。

対処方法

このままでは充電できずスマホが使えなくなるのを避ける目的でPCのUSBポートにダメもとで接続してみました。
するとなんと充電中になったのでラッキーと思ったわけですが、供給電流を測定すると170mAでした。
こりゃUSB2.0の標準の電力供給かなぁ?何時間かかるんだろう?
0.5Aの電力供給で使用分(約200~300mA)を差し引いて170mAの充電という計算をしました。
ということでもう一度Venture30に接続してみるとなんと正常に充電できました。
スマホの電源再起動では全くだめでしたが、USB標準規格の電力供給だとスマホ側の内部回路の何かがリセットされるのだろうか?と推測しました。
とりあえずその後問題なく使用できています。

そういえば、前回もUSB標準規格の電力供給を行っていますのでそれが正しい対処方法だったのかもしれません。

とにかく、メッセージなどを記録できていないので、次回はスクリーンショットを取るなり、通知ログを記録するなりして正確な情報を残すようにします。

こんなことでも改善しましたという一例で参考程度にしてください。

追記 2018.10.03 正確なメッセージを入手

USBケーブルを挿入時

Xperia XZsにJR INTLの型番JRSJX102のケーブル(0.2m)を挿入した時のメッセージです。

メッセージ1

画像左上の△に!マークのアイコンが通知エリアにアイコン表示されます。
しばらくして、次のメッセージが表示されます。

メッセージ2

どれを選択しても何も起こりません。

通知ログを見ると以下の2つのメッセージが記録されています。

通知ログ1

通知ログ1

通知ログ2

通知ログ2

通知ログ2にあるように、USBデバイスが無効にされ何も起こりません。
この後、ケーブルの抜き差しを何度か行っているうちに、メッセージすら出力されなくなりました。

今は、Qualcommの「Quick Charge 3.0テクノロジー」を使った充電ができていないだけで、例えば、USB microBをUSB Type C変換コネクタを接続した場合は充電ができています。(最大1.5Aの充電で動作しているように見えます。)
ケーブルを接続しても無反応の組み合わせは、TypeC to TypeCもしくはUSB A to TypeCの場合です。MicroB to TypeC変換コネクタを利用した場合はQualcommの急速充電ができていないだけで充電はできます。

「USB Type-CでのQuick Chargeは仕様違反?」といった記事も過去にあったようです。
Quick Charge対応ACアダプタにより、eMarkerといわれるICチップが搭載されているUSB PD対応ケーブルのICチップが破壊される可能性も報告されています。
Quick ChargeはQualcommの独自技術でUSBの電力供給やケーブルの規格には準拠していないことに起因しています。

USBの電力供給の仕様が進化し、今のUSB PDだったら3rdパティの電力供給技術は不要にも思えます。
TypeCの規格を考慮すると何に対応したケーブルであるかが重要です。
3rdパティの電力供給技術が逆に混乱を発生させそうです。
今回の件が、それが原因なのかどうかはわかりませんが、次の機種変更では間違いなくUSB PD対応機種にすると思います。
USB PDに関してはこちらのサイトが参考になるかと思います。

USB TypeCケーブルを購入予定の方はこちらが参考になります。

本体交換

QC3.0対応を明確にうたっている、ACアダプタ、USBケーブル、microB to C変換コネクタなどを使うと全く無反応です。
同じ機器でパートナーのGalaxy S8+は充電できています。
これがXperia本体側の不具合の可能性を強めます。
仮に本体側だとどうしようもないのでQC3.0充電が正常にできるのかを確認してもらうため、auショップに行ってきました。
結果、TypeCを使った充電ができず、micorB to C変換コネクタなら可能でした。
Ampereの表示では1A前後だったので、たぶん5V-1.5Aの充電だと思います。
リモートアクセスなど本体内のアプリや設定なども見てもらいました。
スクリーンショットも見てもらいましたが、ピントくるものもないようで、ただ時間の無駄使いで終わりました。
本体側のUSBポートが怪しいということで、結果、選択肢は以下の通り

  1. 本体預かり修理
  2. 本体交換
  3. アップグレードプログラムの前倒しによる機種変更

PD対応で良さそうな機種が見当たらない点で本体交換にしました。
本体交換はauを長期契約しており、ハードウェアサポートに加入しているのでいろいろ値引きがあって3千円弱ですみました。
交換機は翌日到着予定です。
だた、新品に変わっても根本的な原因が判明していないので再発の可能性があります。

QC3.0はUSB Type Cの規格で禁止されていることをやっていることになるようで・・・
今のところ予防策として、QC3.0の機能を使わない方法で充電することでしょうか?

簡単にいえば、電圧は固定で電流だけ変更する充電方法です。
Vbus5V固定なら問題は起こらないでしょう。
RavpowerモバイルバッテリーのiSmart端子なら電流を変換するだけのはずです。
1.5Aくらいの充電ができれば充電しながら使用していてもXperia XZsならバッテリ残量が減ることはないはずです。
本体との接続にはパートナーから借りている安価なモバイルバッテリーに付属していたUSB A to Micro Bケーブル(USB2.0)とUSB Micro B to C変換コネクタ(Quick Charge未対応)を使うことにしました。この方法が、現状でも一番安定して確実に充電できている方法なので再発時にも対応できるはず。
※USB電流電圧チェッカーとAmpereアプリとで5V/1.5A充電の動作を確認しました。
※チェッカーとスマホ本体間のUSBケーブルがテスト対象です。

ちなみにAnkerダイレクトで購入したQuick Charge対応の表記があるUSB Micro B to C変換コネクタを使った接続方法では現状のXperia XZsには充電できませんでした。
同じくAnker Power Line + MicroUSBケーブルに変更しても充電できませんでした。

本体交換後

交換機は翌日のお昼には届いていたようです。
交換後の本体にケーブルを接続する際に最初に感じたのが交換前の本体のUSBポートがグラグラになっていることです。
ポケットに入れた状態で充電するのは良くないのだと思いました。
交換前の本体では充電できなかったケーブルや変換コネクタを使った充電でも問題なく充電できることが確認できました。
本体側のUSBポートもしくは内部回路が原因のようです。
推測ですが、QC3.0対応かどうかをチェックして対応ならQC3.0のネゴシエーションが行われるはずですが、それらが行われないために充電ができなかったのだろうと思います。
QC3.0未対応の接続ならQC3.0用回路に関係なく普通にUSB給電で充電が開始されていただけでしょう。

RouteRのUSB Power Checkerで確認し、Ravpower RP-PB043のiSmartポートは5V固定、QC3.0ポートは最大8.8Vまで数値が上がるのを視認しました。
本体のQC3.0の動作を確認できましたが、万が一、スマホや充電器などを破壊してしまうような電圧を要求してしまうようなことが発生したらどうしようかと不安です。
ハードウェアサポートの使用回数が増えると負担金も増加しますので、2回目以降は避けたいところです。
QC3.0動作をさせるような充電はやめておこうと思います。

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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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