ライトゲームポーチ用スリットシートを自作してみた

ライトゲームポーチをカスタマイズ

ダイワのライトゲームポーチ(A)のフロントポケットに付属のバーブレスシングルフック専用のマットを取り外し、代わりにジグヘッド用にとスリットの入ったマットを取り付けようと考えました。必要なものをインターネットで購入してチャレンジ。(結果は失敗)

目次

ライトゲームポーチ用スリットシートを自作してみた

バーブレスシングルフック専用マットとNRS-6

関連記事ライトゲームにはショルダーポーチかウエストポーチか (2020-11-03 14:03:17)

準備したもの

スポンジゴムやマジクロスなど単価はそれほどしません。スポンジゴムで販売価格は130円くらいです。
しかし、送料が600円ほどかかるためトータル800円ほどになります。お薦めは近くのホームセンターで調達することだと思います。

NRスポンジゴム NRS-06

和気産業 スポンジゴム NRS-06

サイズ 150mm × 150mm 厚み 10mm
付属していたマットは154mm X 147mmくらいだったので丁度いい感じです。
写真はNRS-06の上にマットを重ね合わせた状態です。NRS-06の四隅が見えているのでそれから判断するとほぼ同じサイズです。
マットとNRS-06 サイズ比較
サイズにカットしなくて良いので切断面の処理や劣化を気にせずにすみます。

エーモン マジクロス(オス)  N902

エーモン マジクロス(オス)  N902

サイズ 30mm × 1m

エーモンマジクロス(オス) N902は車のカーペットやトランクルームに小物を取り付けるためクルマ専用です。
片面はマジックテープのオスでもう片方は両面テープです。
粘着力は超強力です
※取り外しを考えているなら別の製品をお選びください。強力すぎて取り外し時にマットが破損します
スポンジゴムが15cmなので全面覆うなら15cmに切断したマジクロが5本で計75cm必要となるため1mで十分足ります。
ライトゲームポーチ側は3cmほどのマジックテープのメスが左右に1本なので、15cm 2本で計30cmでも足ります。

MEMOマジックテープを検索時には「面ファスナー A面」で検索するとオス(フック面)の幅広のものがヒットします。

スポンジゴムNRS-06にスリットを入れてみた

スリットはいつも使用しているカッターナイフを使用しました。
等間隔にきれいにスリットを入れたかったので方眼用紙を表面に貼ってそれを目印に物差しを当てて曲がらずにスリットを入れれるようにと考えました。

NRS-06と方眼紙

端は1.5cmほどマージンを取り、1cm間隔で5本、深さはカッターの刃先を8mmくらいで固定して切れ目を入れてみました。
カッターナイフで切れ目を入れるときにプツプツと嫌な感触がナイフから伝わってきます。
方眼用紙を外してみるとこんな感じです。やっぱり駄目だった
写真は縦に5本方眼用紙を当てて切れ目を入れた分と横に2本紙を当てずに切れ目を入れた分です。
紙を当てずにそのまま切れ目を入れた方がきれいに見えますが切断面をみると切ったというより裂けたようでグチャグチャです。

スリット失敗

完全に失敗です。

失敗原因を考えてみました
思いつく原因は以下の通りです。
  • 切断時に出た紙屑が邪魔をした
  • カッターの刃先が劣化していた
  • 切るコツがある
  • 材質が用途にあっていない

材質は発泡ポリエチレン

人気のジグヘッドケースに使われているマットの材質を調べてみました。

製品 マットの材質
MEIHO スリットフォームケース 発泡ポリエチレン
MEIHO ランガンケース 発泡ポリエチレン
第一精工 MCケース Sシリーズ 発泡ポリエチレン
34 FREELYスリムジグヘッドケース 発泡ポリエチレン
34 RUNRUNケース 発泡ポリエチレン
コアマン コンパクトフォームケース 発泡ポリエチレン

※月下美人 ジグヘッドケースWやTICT スタメンケースは表示がなかったので記載していません。

MEIHOのランガンケースを所有していてマットの質感は気に入っています。
スリットフォームケースの良さそうなサイズのケースを購入し、マットだけ剥いでしまおうかなど考えていました。

とりあえず、この失敗したマットをそのままにするには勿体ないと思い、反対の面をスリットを入れずに使うことにしました。

スポンジゴムにマジクロス N902を貼り付け

スポンジゴムのスリットを入れた面にマジクロス N902を貼り付ける作業です。

今回はスポンジゴム全面にマジクロスを貼るのではなく、3枚だけ使うことにしました。
ライトゲームポーチ側は左右縦に幅3cmくらい2本のメスがついています。

ダイワ ライトゲームポーチのフロントポケット
それに対して、スポンジゴムには上、中、下の3か所にマジクロスオスを付けることにしました。
こうすれば少し左右上下がズレていてもぴったりとくっつくはずです。

マジクロス(オス) N902を15cmにカットしたものを3本作りました。

マジクロス(オス) N902は両面テープ付きなので便利です。
スポンジゴムの上、中、下の3か所にマジクロス(オス) N902を貼りました。

NRS-06にN902を貼り付け

あとはこれをライトゲームポーチに取り付けて完成です。
月下美人 ジグヘッドケースWに収納していたジグヘッド&ワームを付けてみました。

ライトゲームポーチをカスタマイズ

いい感じに見えますが、実用性を考えるといまいちです。

  1. 材質があっていないためか、鈎の抜き差しでスポンジがポロポロでてくる
  2. マットを取り外しする際、マジックテープが強力すぎてバックからメスが剥がれそう
  3. スリットを入れることを考えスポンジゴムの厚みを10mmにしたため、嵩張ってファスナーを閉めにくい

これまた失敗です。

標準装備のマットが使用できないということで貧乏性からかなんとかして使えるようにと行動した結果、無駄なことをしていることに気が付きました。なぜなら、写真のように、月下美人 ジグヘッドケースW(さらに大きなサイズのMEIHO ランガンケース 3010W)が入るバッグなわけで、ジグヘッドの収納場所ばかり考えすぎていました。ふと我に返ったときフロントポケットにはパッケージのままのワームを収納すればそれこそ有効利用です。確かに、ローテーションすることを考えればこういう使い方ができると便利ではありますが、やりすぎたと感じました。マジックテープ1本分くらいのサイズの小さなもので十分だったと思います。失敗という結果でさらには無駄なことをした感が強いですが、実際に行動することで見えてくるものがあります。
今回の経験より、
どうしてもローテーション用に必要なら、スリット入りのサイズの小さなものを取り付ければよい
という結論に至りました。
そもそも、月下美人 モバイルワレットが余っているのでベルトにこれを取り付ければなにも困ることはないはずです。

普通の粘着力の面ファスナーがお薦め

今回使用したのはクルマ専用のエーモンマジクロス(オス) N902です。
要は車内のカーペットやトランクルームのカーペットにアンプ装置などを固定するために使用する製品です。
そのため強力の次元が違うようです。
スポンジゴムをライトゲームポーチから取り外そうとしましたが、マジックテープが強力すぎてスポンジゴムマットが無残な姿になってしまいました。
強力すぎて破損
という理由と用途から普通の粘着力の面ファスナーがお薦めです。
面ファスナーだとオス(フック面)がA面です。メス(ループ面)がB面です。
両面テープは強力な方が吉です。

市販スリットケースの交換用マットがお薦め

全面をスリットシートにしなくても部分的な物でも十分だと思います。
サイズ選択に余裕があれば市販スリットケースの交換用マットを流用することもできます。

山田化学 クロススリットシート
厚さ5mmの製品もあります。
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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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