我が家のデジタルメディアサーバ(2018年)

DLNA機器を使い始めたのが2005~2006年ごろだと思います。
2010年の地デジ化により、放送波が暗号化されて伝送されるようになり、受信機、録画機、再生機に大きな変更がありました。
また、録画した機器以外で再生するにはダビング10の制限内でムーブが可能、さらにストリーミング配信の場合はDTCP-IPにより再生可能になりました。
これらにより、自宅内のデジタルメディアサーバも世代交代が行われ、現状は以下のようになっています。

HVL-AVR RECiNスロット搭載のRECBOX
DTCP-IP対応、送信のダウンロード型/受信のアップロード型のムーブが可能
HVL-AT2.0A REMOTE+対応のRECBOX
DTCP-IP対応、送受信のダウンロード型/アップロード型のムーブが可能
DMR-BWT660 パナソニックのブルーレイディスクレコーダ
DTCP-IP対応、送受信のアップロード型ムーブのみ可能
DiXiM SeeQVault Server Pro Windows10対応SeeQVaultServerアプリ
DTCP-IP対応、送受信のダウンロード型/アップロード型のムーブが可能
Windowsのみサポート
Serviio DTCP-IP非対応のDMSでDLNA1.5対応
Linux/Windows/Macをサポート

以下は、以前の記事でうまく説明できていなかったDiXiM SeeQVault Server Proの補足説明を兼ねて、今後の予定です。

目次

BWT660+DiXiM SeeQVault Server Pro+Serviio

もうRECBOXの使用はやめて、ブルーレイレコーダ+DiXiM SeeQVault Server Pro+Serviioにしてしまおうと予定しています。

Windows 10でメディアサーバ

Serviioが必要な理由は、DiXiM SeeQVault Server Proではデジタル録画番組しか扱えないためです。
音楽や写真、アナログ放送時代の録画番組などをDLNAで配信するには別途DMSが必要になります。
Windowsの場合、Windows Media Serviceを起動すればWindows 10をDMSにできます。
Windowsの機能は仕様がよくわからないので使いたくありません。
急になくなったりもしますし、そのためDMSにServiioを選択しています。

Windows 10でSeeQVault

DiXiM SeeQVault Server Proは現在、Windows しかサポートしていませんので、Windows搭載のPCが必要です。
Windows 7以降をサポートしていますが、いまなら迷わずWindows 10の1択になるでしょう。
このアプリでWindows 10 PCがSeeQVault対応になりますので、SeeQVault対応のストレージデバイスを接続するだけです。
SeeQVault対応機器間の丸ごとダビングが可能です。

Windows 10でDTCP-IP双方向ムーブ

DiXiM SeeQVault Server ProはDTCP-IPのムーブインムーブアウト機能を使って著作権保護された録画番組の移動を行います。
よって、ネットワーク内の機器にDTCP-IP送信側ダウンロード型および受信側アップロード型ムーブ機能があれば、Windows 10を操作して番組の送受信が可能です。

Windows 10でDTCP-IP対応メディアサーバ

DiXiM SeeQVault Server Proはコンテンツの移動の機能だけでなくDTCP-IP対応メディアサーバ機能がありますので、ローカルのSeeQVault機器に保存したコンテンツをストリーミング配信できます。
これによりWindows 10がDTCP-IP対応メディアサーバになります。

本体リプレースにも対応

DiXiM SeeQVault Server Proのライセンスは¥2000/年です。月に2回まで別の機器に移動が可能です。
※STD版は¥1000/年です。細かい仕様の違いは把握していませんが画質選択機能やSeeQVault機器間でのダビングが必要なければSTD版でいいように思います。
買取ではないので常に最新版が使用可能です。
これが意味することは、Windows 10本体がアップグレードなどで変更になっても容易に使い続けることができるということです。
そもそもSeeQVault対応機器なのでWindows10本体が変わってもHDD内部の録画データに影響はありません。
ソフトウェアとハードウェアが最新の状態で使い続けることが可能であるといえます。
※ハードウェアは別途費用が発生します。
※USB HDDのファイルシステムをWindowsOSおよびレコーダ機器で扱えるフォーマットにしておけば、SeeQVault機器で差し替えだけで使用することも可能です。

以上、録画は専用機にまかせ分離し、録画データの管理はPCでという構想です。
約6年前に記載した「PCで地デジ番組の録画-結論」ですが、Windows10がSeeQVault対応になることでデバイスバインドからメディアバインドになるため2番が、DTCP-IP対応メディアサーバ機能があるSeeQVault Serverが単体販売されたので4番が、DTCP-IPムーブイン/アウト機能で5番が解決し、Windows 10をサーバとして利用できそうです。

現在、Windows 10本体にNUC7i3BNK、SeeQVault対応HDDにAVHD-URSQ4を使用しています。

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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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