デジタル放送の録画

デジタル放送番組の録画について記載します。
我が家では、地上デジタル放送が録画の対象になります。

録画はDIGA(DMR-BWT660)で行うことになりますが、録画の方法はいろいろと用意されています。
また、どの方法で録画したかによって、録画した番組を再生するときの一覧表示が異なりますので、再生時の操作に影響します。

放送中の番組録画

私はまだ使ったことがない機能です。
放送中の番組を録画するには放送波(地上/BS/CS)を切り替えて録画する番組のチャンネルに設定してから録画を開始します。
録画開始時に録画の終了方法を選択することで自動的に終了することも可能です。
録画中は予約録画が優先されるため、予約録画が開始されると中断されます。
また、長時間録画をしている場合は8時間ごとに分割されます。

録画先にはディスクやUSB-HDDを選択することはできません。
複数録画した場合はチャンネル切り替えは録画中番組間でのみ行えます。
TVがチューナ内蔵であればTVで視聴すればその制限は回避できます。
 

予約録画

番組録画をする場合は、予約録画を使うのが一般的に思います。
予約録画には番組表(Gガイド)を使用します。
放送受信設定で番組表を以下の様に設定すると1か月分の番組表を受信できると記載がありますが、1週間分しか表示されませんでした。
注目番組は表示されます。

通信によるGガイド受信

番組表を使った予約録画

番組表の中から録画したい番組を直接選択して録画する方法です。
検索機能を使って番組を絞り込むことが可能です。
番組ごとに以下の項目を選択できます。

  • 録画モード
  • 毎日・毎週予約設定
  • 持ち出し番組設定
  • 信号設定
  • マイラベル設定
  • イベントリレー
  • 時間指定予約設定へ

毎日・毎週予約設定は、連続ドラマなどを録画する場合に便利です。
録画した番組はまとめて一覧表示されます。
また、最終回などの放送時間変更にも対応します。
ただし、番組表のタイトル名が異なるとうまく録画できないケースがあります。

イベントリレーは番組追従機能とは異なる機能です。
野球中継を録画していて別チャンネルで延長番組を放送する場合に利用する機能です。
高校野球中継がイメージしやすいと思います。
この機能は、毎日・毎週予約設定を行うと機能しません。

マイラベルを設定すると録画一覧でラベルごとに分類できるため再生時の選択操作が便利になると思います。
 

日時指定した予約録画

録画する日付と時間を指定して予約する録画方法です。
設定時の選択項目は番組表を使った予約録画とほぼ同じです。
毎日・毎週予約設定をしなかった場合は(時間指定予約のみ)、番組追従機能は作動しません。
この録画方法を使うのは番組追従機能を使いたくない場合かなぁと思います。
 

自動予約録画

録画条件を指定して番組表から自動的に条件に一致する番組を検索し、予約してくれる機能です。
この録画方法が一番利用する機会が多いと思います。

この録画条件に一致という箇所の仕様によって利用者の意見がいろいろと分かれるところだと思います。
利用者が良し悪しを決めるポイントが録画した番組が正しく録画されるかどうかですので、録画のメイン機能ともいえるかと思います。
番組表通り放送されていればよほどのことがない限り現在の製品では正しく録画されるかと思いますが、番組延長などによって開始時間がズレた場合や終了時間がズレた場合がどうであるかが興味あります。

この機能は番組追従機能といったりしますが、仕様はメーカや製品によって異なる部分が多いと思われます。
そもそも、機能があっても番組開始が変更になったかどうかを検知できなければ作動しません。
この検知をどうやって行っているかトリガーがなにかで結果が異なってくると思います。

自動予約録画にもいくつかの種類があります。
 

おまかせ録画

条件を指定して番組表から一致した番組を予約登録します。
登録できる条件は12件までです。
予約可能な最大番組数は128件までです。
録画データは録画一覧のおまかせ項目内に表示され、条件ごとにまとめて表示されます。
まとめて表示したい番組ごとに条件を設定すればよいと思います。

指定できる番組の条件は以下の通りです。

  • 放送種別
  • 検索条件(ジャンルまたはカテゴリ)
    • ジャンル(ドラマ、バラエティ、音楽、スポーツなど)
      • サブジャンル(ジャンルの詳細)
      • フリーワード(旬のキーワードまたは登録したキーワード、AND条件/OR条件)
      • 人名(頭文字)
      • 人名
    • カテゴリ(放送番組のキーワードに関連したカテゴリ)
      • サブカテゴリ(カテゴリの詳細)
      • フリーワード(旬のキーワードまたは登録したキーワード、AND条件/OR条件)
      • 人名(頭文字)
      • 人名

サブジャンルやサブカテゴリはリストから選択できます。
フリーワードや人名は指定しないが選択できます。
各項目はAND条件になります。フリーワードや人名などはAND条件(すべてを含む)/OR条件(どれかを含む)を選択できます。

私の場合は国内ドラマでフリーワードに撮りたい番組タイトルをOR条件で設定してあります。
フリーワードは1条件に4つまでしか指定できないので、4タイトル以上あるのでもう1つ作成しています。
そのほか、バラエティでフリーワードを指定したもの、映画でフリーワード(日曜洋画劇場など)を指定したものをそれぞれ条件に作成しました。
最初は、フリーワードに表示されるリストから番組タイトルを選択してそれぞれタイトル1つに1条件で作成しましたが、これでは登録数が不足してしまったのでカテゴリで分けるようにしました。
国内ドラマだけの条件だと多くのタイトルが一致してしまうので、重複した場合、優先順位によって録画したい番組が撮れない可能性が発生します。
※フリーワードを指定する場合、デフォルトではAND条件になっていますので、複数指定する場合はOR条件(どれかを含む)を選択するようにしてください。
※番組消去の設定は条件ごとではなくおまかせ録画全部の設定のようです。残したい番組はプロテクト設定または除外設定(サブメニューボタンでメニュー表示)をすれば自動消去されません。
※録画モードは条件ごとに設定可能です。初期値は5倍モードになっていたので毎回15倍モードに変更していますが初期設定でどこかを変更すれば初期値を変えれるのかもしれません。
※一度おまかせ録画で録画したデータはその条件を変更してもそのフォルダ内に残ります。
 

新番組録画

番組タイトルに「新」が含まれる番組が自動録画予約されます。
録画対象はアニメとドラマです。
録画された番組は録画一覧の新番組に表示されます。
 

ニュース番組録画

指定したチャンネルのニュース番組を自動録画予約します。
録画データはHDDに記録されます。
7倍モードで録画されます。
放送時間が20分未満の番組は録画されません。
48時間で自動消去されます。
ニュース番組にまとめて表示されます。

録画データは録画一覧のそれぞれの項目以外に「すべて」または「最新録画番組」にまとめて表示されます。
 

自動予約録画の優先順位

自動で予約録画される番組の録画時間が重複した場合、どの予約を優先するかの順位が決まっています。

予約の種類による優先順位は以下の通りです。

  1. おまかせ録画
  2. 関連番組まとめて予約
  3. 新番組おまかせ録画
  4. ニュース録画

同じ種類の予約が重複した場合の優先順位は以下の通りです。

  1. 開始時間の早い予約
  2. 地上デジタル放送
  3. チャンネル番号が小さい順

1か月ほど使ってみて、録画ができていなかったケースは、登録ミスのみでした。
このミスはおまかせ録画のフリーワード条件ですべてを含むのままになっていたのが原因ですので、自分のミスです。
そのほかは撮りこぼしはありません。

予約録画で一番困るのが録画したかった番組が全く撮れていないまたは一部だけしか撮れていないというケースです。
この場合、番組追従機能がどこまで正確に作動するかが重要です。

Panasonicの場合は、番組表から録画した場合に番組延長に対応し、3時間延長までは自動的に録画時間を変更してくれるようです。
ただ、この番組変更をどの時点で検知するのかは不明です。
録画が開始されてからでは恐らく対応できないでしょうから、録画開始前にどうやって検知しているのか?です。
もし、番組表が更新されるのをトリガーにしているのであれば、前につかっていたGV-MVP/XSW(mAgicTV Digital)と同じく実際には作動することがないケースも考えられます。
特に野球中継が延長になりそのあとの番組放送時間が変更になる場合、サッカー中継とは異なり野球はどれだけ時間が延長になるかは予想できない部分が多く、番組表の更新は頻繁に行われるはずです。
番組表の更新タイミングが悪く実際の延長時間を受信できなければ、予約録画は間違った放送時間に録画が開始されてしまいます。

アナログ放送時代にあったGコードのように番組タイトルごとにIDがあれば、録画開始直前にIDをチェックすることで別番組を録画することを回避できそうですが、デジタル放送の録画予約も内部でそういう管理をしているのか?不明です。

どのメーカのどの機種にするかの選択肢の一つが録画機能(なかでも自動録画)だと思います。
製品説明ではあまり詳しくはふれられていないので、使ってみないとわからない部分でもあります。
オンラインマニュアルが公開されていますので購入前に目を通しておくと、買ってから思っていたのと違ったといったことも減ると思います。
 

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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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