画面ロック解除ができなくなった

PUKロックをしてしまい、何とかSIM交換でいつも通り利用できるようになりました。

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画面ロック解除用PINコードが変わってしまった!!

同じようなことが起こらないようにと、一通り設定を見ていました。
セキュリティの設定を見ていると「機器管理機能」というのがありました。
これは遠隔操作を許可するアプリの設定で、主に盗難防止機能が有名です。
Androidデバイスマネージャはカスペルスキーでの動作確認後に2種類も不要だと判断して無効にした記憶があります。
そこで唯一有効になっていた「カスペルスキーインタネットセキュリティ for Android」を無効にしたとたんに、画面ロックがかかりロック解除のPIN入力画面になってしまいました。
※初期化後には再現しなかったのでなんらかのアプリが悪さをしたのだと思います。

設定していたのは4桁の数字なのでレ点ボタンは表示されないはずが、レ点ボタンが表示されていました。
PINコードが変わった後
いつもと違う画面ロック解除画面に戸惑いながら、とりあえずPINコードを入力しますが、案の定、認証に失敗します。

SIMロック解除画面なのかと疑いましたが、SIMロック機能はすでに無効にしてありますし、SIMアイコンがありません。
入力ミス回数の制限がないことから画面ロックの状態で間違いありません。
5回連続ミス
仮に先ほど無効にしたカスペルスキーでPINコードを求められているのであれば、UIがカスペルスキーのものになるはずです。

いろいろ推測ですが、
そういえば、セキュリティ関連のアプリをいろいろ試してアンインストールしてはインストールして、今のカスペルスキーで落ち着いた経緯があります。
また、前回初期化したのはバッテリー寿命が悪くなった約1年前です。あれからファームウェアも更新しています。
いろいろ本体内部の状態は変化しているので、今回行った「カスペルスキーインタネットセキュリティ for Android」を無効にしたのがトリガーになって、過去のPINコードが有効になってしまっているようです。
そういえば3LMセキュリティがずっとエラーメッセーを出力しています。
※3LMセキュリティは2014年夏モデルまでの対応です。AndroidOSをバージョンアップした場合も動作しなくなると思います。
前回のセットアップ時にインストールするようにしてしまったためでしょう。
アプリ一覧にもないのでどうしようもありませんが、初期化すれば修復できるので、それもありかもしれません。
※2014年秋モデル以降はLock out for auです。非搭載機種の場合はスマートアプリやスマートサポートで利用可能です。無料バージョンの機能は探索とロックとWipeです。Premiumへのバージョンアップも可能ですが、バックアップなどはデータお預かり(au cloud + Friends note)などありますので無料版でも十分かと思います。

画面ロック用のPINコードは何度でもチャレンジできますが、全く見当がつかないので苦痛でしかありません。
4桁ならまだしも、レ点があるということは5桁以上の数字です。
そんなものを機器を使わず当てることができればきっと神である!

画面ロック用PINの初期化方法

このPINコードを初期化する方法を探してみました。

Xperia Companion

Xperia Companion
Sonyが配布していたPC Companionの後継です。
PC Companionは2016年5月ごろにサポート終了で入手できなくなっています。
入手できたとしても最新版でなければアップデートができないので使えません。
データ通信可能なUSBケーブルがあればPCに接続して携帯電話を初期化できるそうです。
初期化には2種類あってソフトウェアの修復だけのものと個人データも含めすべて初期化するものがあります。

裏メニューを起動

本体のボタンの組み合わせで裏メニューを表示して初期化する方法もあるようですが、Xperia acro HD IS12Sではその方法ができましたが、このXperia ZL2 SOL25では無理なようです。
何度試しても通常起動してしまいますのであきらめました。

Androidデバイスマネージャ

Androidデバイスマネージャ
盗難防止機能の一部機能を利用する方法です。
遠隔操作することでPINコードを新規で設定できるようです。
ただし、機器管理機能で有効でなければ無理です。
ちなみにタブレットにAndroidデバイスマネージャアプリを入れて、操作してみましたが、着信音は発することはできても、接続ができないので内部の設定を変更することはやっぱり無理でした。

カスペルスキーインターネットセキュリティ for Android

マイカスペルスキー
これも同じく盗難防止機能の一部機能を利用する方法で、遠隔操作にてPINコードをリセットする方法です。
Androidデバイスマネージャ同様、機器管理機能で有効になっていなければ無理です。
マイカスペルスキーにログインして操作します。
マイカスペルスキーには以前登録済みでしたので管理対象としてリストされています。
コマンドを送信しますが、やっぱり無理です。接続ができません。

※盗難防止機能のアプリで実際に遠隔操作でPINコードリセットできるかは実際に試していないので不明です。

Xperia Companionを使った初期化

結局、残る方法はXperia Companionです。

PCとスマホを接続するためにUSBケーブルが必要です。
充電器に使用していたデータ通信もできるUSBケーブルがあったので、それを使うことにしました。

初期化後に個人データを戻せなければ消失してしまいますが、バックアップはFirend Noteやau cloudなどに行っていたのがあるので、今回は、本体の初期化を行う方法にしました。
※アプリ上のデータや情報(通話ログなど)、ログインに必要なパスワードなど、同じ状態に戻すには様々なデータが必要です。

ダウンロードとインストール

Xperia Comapnionは「Xperia Companion」からダウンロードします。
今回は、デスクトップパソコン(Windows10)にインストールしました。

初期化する前の確認

  • バックアップの有無
  • GoogleアカウントのIDとパスワード

バックアップの種類

今では、クラウドを使用したもの外部機器に保存できるものなど様々です。
バックアップサービスの種類は意外と豊富で、以下のようなものがあります。

  1. キャリアのサービス
  2. 機器メーカーのサービス
  3. OS標準のサービス
  4. 標準アプリのサービス
  5. 追加アプリのサービス
  6. 外部機器のサービス

多くのバックアップサービスがあります。
盗難対策アプリにもバックアップ機能がある場合もあります。
言葉ではバックアップといっていても、利用するサービスによってバックアップできるもの(対象)が異なります。
どのバックアップサービスでどんなデータをバックアップができるのかは、事前に確認しておくべき項目です。

データの初期化を回避して画面ロック解除できる場合もあるので、一度サポートなりショップに相談してみるのもありだと思います。
消してしまってからでは一般的な機器ではもとにもどせません。

ソフトウェアの修復

このソフトウェアの修復により本体のソフトウェアを再インストールしてくれます。
再インストールの際、個人データを削除する方法と個人データはそのままにする方法の2種類があります。
どちらを選んでもSDカードのデータはそのままですすが、念のため、作業前にSDカードは取り外しておきました。
今回の目的の画面ロック解除のPINコードを初期化するには、個人データも削除しないとダメでした。

※最初から本体を接続していると「画面ロック状態」を表すメッセージのため操作ができませんので、指示があるまでは本体は接続しません。

ソフトウェアの修復を選択

Xperia携帯電話(上)を選択

充電80%以上を確認して次へ

GoogleアカウントのIDとパスワードを確認して次へ

Xperia Companionでは使用しませんが、初期化が完了した後、携帯電話のセットアップに必要です。

1~5の順番に本体を操作

ソフトウェアの修復+個人データの初期化を選択

個人データが削除されることを承諾

初期化実行

進捗バーが完了しても数分時間がかかりますが、画面が変わるまで待ちます。

完了

初期化後の復元作業

最初に本体の電源を入れます。
※起動時のいつもの画面から操作できるまでの間、かなりの時間がかかりますが(5分くらいでしょうか)、準備中なのでそのまま画面が変わるまで待ちます。

あとは、初期セットアップを画面の手順に沿って行います。

大まかな順番は以下になります。

  1. Googleアカウント
  2. Sony Entertainment Networkアカウント
  3. SNSサービスなどオンラインサービスのアカウント設定や同期
  4. au かんたん設定

※3LM Securityは利用しない場合はau かんたん設定で3LM Securityを利用しないを選択します。
※au かんたん設定でバックアップから復元ができます。アドレス帳はFriends Note、動画や写真はau Cloudからです。バックアップがあればメールの受信データの復元も可能です。(機種により異なる場合あり)
※バックアップ時にSDカードへ保存していた場合はそちらを選択してください。

au スマートパスアプリ

au one IDでログインすれば、auスマートパスからマイアプリを選択すれば、以前インストールしていたアプリがわかります。
このリストから更新が必要なアプリもわかります。

Googleプレイストアアプリ

GoogleのPlayストアを起動してマイアプリのすべてを表示すれば、これまでにインストールしたすべてのアプリ一覧が表示されます。
インストール済みリストを見れば更新が必要なアプリがわかります。

Sonyコンテンツ

sonyのアカウントにログインすれば購入したコンテンツなどがダウンロード可能になると思います。

LINEスタンプ

LINEのアカウントでログインしてマイスタンプからダウンロードすれば可能です。

利用サービスなどのパスワードですが、もしかするとGoogleのサイトに保存されているかもしれません。
新規登録してしまうと以前のデータは使えません。
以上でほぼデータは復元できますが、アプリの設定などは初期値になっているので再設定が必要です。
※通話履歴や通信ログなどは戻せないと思ったほうが良いと思います。

盗難対策機能

ロック解除には直接は関係ありませんが、万が一に備えて盗難対策機能や追跡機能を使用する場合、どのサービスを利用するかにもよりますが設定によっては非常に不便で、最悪、4~6日必要になるケースも起こりえます。

Googleの2段階認証

Androidデバイスマネージャを使う場合、Gooogleアカウントでログインが必要です。
普段使用している携帯電話は紛失しているわけですから手元にありません。
GoogleアカウントにログインするとすればデスクトップPCやノートPCになると思います。

もし、2段階認証を有効にしていると、デフォルトでは認証用キーが事前登録された宛先にメールで送信されます。
認証済みデバイスは2段階認証を省略できますが、デスクトップPCは毎回、2段階認証が必要になります。

認証用メールの送信先を携帯電話のメールアドレスにしていると、認証用キーが入手できずGoogleアカウントにログインができません。
2段階認証の別の方法をとなると、何日もかかる方法しかありませんでした。
※認証済み機器であれば2段階認証を省略できますが、おそらくICカードのようなものを搭載している機器しかダメなのでしょう。

au oneの2段階認証

デスクトップPCからなんとかEzwebメールを見ようと思い、WEBで確認できることを思い出し、au oneにログインしてみようとしますが、今度はau oneの2段階認証のURlがSMSメールで携帯電話に送信されます。
許可の操作ができないので、au oneにもログインできません。

今回はタブレットで解決

同じ契約にしていたタブレットからなら2段階認証をスルーできるので、そのままau oneにログインしてEZwebメールを確認し、Googleアカウントにログインできました。
Androidデバイスマネージャを使うことがあるかもしれないので、2段階認証を無効に変更しておきました。

これは一例ですが、何か非常事態が発生したとき、早急に対応したくても本人確認や認証に必要な環境がそろっていないと時間がかかるばかりです。
バックアップもそうですが、紛失時を想定して十分検討し、スムーズに対応できるように事前に準備しておかないといけないことがまだまだありそうです。

次は盗難対策アプリでも調査してみようと思います。

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この記事を書いた人

大阪府門真市に生まれ、高校卒業まで京都府福知山市で育ち、大学は工学部電子工学科を卒業。半導体設計会社に勤務ののちインフラエンジニアとして監視基盤の運用設計業務に就く。現在は都内の施設に勤務。横浜在住。人の役に立てることができればいいなと日々思っています。

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