BlueTooth通話機能付きのスマートウォッチを使用していましたが、今回、24時間体温監視機能付きのスマートウォッチを購入してみました。
1.54インチIPSディスプレイ H2 体温監視 スマートウォッチ 2020
amazon プライム会員になっていますが、amazonは段ボールがどんどん増えるので、最近はメール便がある楽天で購入しています。
製品情報
仕様
型番 | H2 |
---|---|
カラー | ブラック/グリーン/ピンク |
作動電圧 | 3.7V |
バッテリー容量 | 220mAh |
データ転送 | Bluetooth 5.0 |
重量 | 約30g (ベルト含む) |
充電電圧 | 5V |
外形寸法 | 本体:約43 × 36 × 9mm バンド:約270 × 20 × 2mm |
防水等級 | IP68 |
セット内容
- スマートウォッチ本体
- 充電クレードル
- リストバンド
- 取扱説明書兼保証書
フル充電時間
- 約3時間
ウォッチとペアリングに関する注意点
- 「Glory Fit」アプリが必要
- iOS8.0またはAndroid4.4以降
- Bluetooth 4.0以上との互換性
スマートウォッチはスマートフォンアプリで決まる
前回購入したスマートウォッチで強く感じたのが、「スマートウォッチはスマートフォンアプリで決まる」です。BlueTooth通信でスマートフォンと接続するだけでも通話は利用できましたが、その他の機能、たとえばスマートウォッチで測定したデータを記録して残すにはスマートフォンアプリが必要でした。
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このYamayの場合は、「RunTo」アプリをインストールしますが、とにかくスマートフォンの電池の消費が激しいのが問題点でした。スマートフォンの機能でアプリごとに消費電力を測定してくれていますが、このアプリは実測では0です。しかし、「RunTo」は常駐アプリで、間違いなくスマートフォンの電池の消費が激しくなります。おまけにスマートフォン本体が熱くなります。そのため、「RunTo」を常駐するのはやめてBlueTooth接続のみで使用していました。
今回の型式H2は、「GloryFit」というアプリを使用します。
機能
機能はスマートウォッチ本体だけでできることとGloryFitアプリをインストールするとできることがあるため、区別できるように表にしてみました。
ウォッチ本体 | Glory Fit | |
---|---|---|
接続状況 | アイコンで表示(メイン画面の種類による) | デバイスボタンで表示 |
体温データ | 現在の測定値のみ表示 画面表示で測定開始、測定結果表示 |
自動測定設定可能 アラート通知機能 測定値の記録 グラフ表示 |
歩数 | 歩数/消費カロリー/距離を表示 | 測定値の記録 グラフ表示 |
心拍数データ | 画面表示で測定開始、測定結果表示 | 自動測定設定可能 アラート通知機能 測定値の記録 グラフ表示 |
血圧データ | 画面表示で測定開始、測定結果表示 | 測定開始 測定値の記録 グラフ表示 |
酸素飽和度 | 画面表示で測定開始、測定結果表示 | – |
運動モード | ランニング/自転車/縄跳び/卓球/バトミントン/テニス 登山/徒歩/バスケット/サッカー/踊る/動感自転車/ヨガ 腹筋運動/ランニングマシン/開閉跳び/体操/船をこぐ/野球 排球/クリケット/ラクビー/ホッケー |
屋外でのランニング/ウォーキング/サイクリング |
天気情報 | 天候/現在の温度/最低気温/最高気温 | ホーム画面左上から表示可能 |
メッセージ | アプリでオンにしている場合のみ表示する | 通知のオンオフ設定が可能 |
ストップウォッチ | スタート/ストップ/一時停止/リセット | – |
携帯を探す | 携帯をバイブレーションさせる | – |
他の設定 | シャットダウン リセット 明るさ 接続情報 |
デバイスボタンでメニュー一覧を表示 ダイヤル設定 着信通知 メッセージ通知 アプリ通知 座りすぎ通知 アラーム時計 腕上げ点灯 マナーモード 目標設定 トレーニングスケジュール ファームウェアアップグレード その他 |
メイン画面変更 | 画面を3秒以上長押し デフォルトで6種類 |
ダイヤル設定のダッシュセンターからダウンロード可能 |
ここがちょっとダメ
日本語マニュアルが付属しているのは良い点。しかし・・・
カラー印刷の日本語マニュアルが付属しています。中国製に多い、製品販売や紹介のページにある仕様やスペック値がマニュアルや実機で異なるようなことはなさそうです。
マニュアルに関しては以下の2点が、記載と異なることを確認しました。
- BlueTooth接続の方法はマニュアルと異なり「GloryFit」アプリが必要
- 体温測定値を「GloryFit」アプリへ自動転送(記録)ができない。
2番に関してはできていないのか、遅延があるのか、別の規則性があるのか毎回同じ結果になりません。
次で詳細を記載します。
GloryFitを使用しないとスマートフォンと接続できない
まず、BlueTooth接続の方法ですが、事前にスマートフォンのBlueTooth接続でH2との接続は可能ですが、事前に接続してしまうと「GloryFit」アプリで接続ができません。
この「GloryFit」をスマートフォンにインストールしこのアプリを使ってBlueTooth接続を行います。
ペアリングではなくてバインディングと表記されている点からも独自の方法なのかと解釈します。
スマートフォンのBlueTooth機能をOFFにすると接続が切れることからBlueTooth接続では間違いないようです。スマートウォッチ側にはいろいろな項目を計測する機能はありますが、それらをコントロールするような設定は「GloryFit」アプリの方に用意されています。そのため、BlueTooth接続しただけではスマートフォンと接続する価値がありません。「GloryFit」アプリを使って接続してこそフル機能が使用可能になります。
「GloryFit」アプリが必須となります。
Bluetooth接続と認識されない
GloryFitでバインディングと表記されているように、独自のBluetooth接続方法のようでスマートフォンではBluetooth接続していると認識できていません。
それは、スマートフォン上では接続中のデバイスにも表示されませんし、以前接続された機器としても登録されていないことが証明しています。
このために、SmartLockの設定で信頼できるデバイスとして一覧に表示されないため追加登録ができません。
体温測定の更新が機能しない
心拍数記録はマニュアル通りに自動記録されていますし、自動記録されない場合はマニュアルに記載の対処方法で改善します。しかし、体温測定はスマートウォッチ側では計測が行われていますが、「GloryFit」アプリにはその計測値が反映されません。値が反映されても計測日時が反映されないのが原因なのか、一瞬同じ値が表示されてもすぐに戻ってしまいグラフも更新されません。マニュアルに記載のある、更新できない場合の対処方法を行っても改善しません。ちなみに血圧記録はマニュアルで測定してその結果が更新されるので自動記録ではありません。
測定周期や記録周期や更新周期などの組み合わせで症状が異なるのかもしれません。
睡眠記録の動作不安定
何をトリガーに睡眠と判断しているのか?
初日は睡眠を正しく検知し記録できました。
しかし、数日後、睡眠記録をしようとしたところ全く何も記録されませんでした。
なにがどうなっているのやらさっぱりです。
血圧の数値は条件などから統計学的に算出したもの?
個人情報としては性別と身長や体重と生年月日(年齢)を入力しているのでこれらの統計情報などから補正をかけることができるかもしれません。
計測値は6月ごろに健康診断で測定した値とほぼ同じでした。
ただし、血圧はいつ測定してもあまり変化がありません。
また、全くの別人に装着して測定してみましたが、上が5ほど上がっただけで同じような結果でした。
傾向に変化がないため統計学的計測なのかと思えてしまいます。
一般的でない特徴のある血圧値の方に使えるのか?という懸念点がありますが、医療器具ではないという一文からも目安であり普段とは全く異なる数値を示したら気を付けるといった使い方が良いのかと思います。
これはよかった
リストバンドは夏場でも気にならなかった
前回購入したスマートウォッチのリストバンドは、一般的な腕時計のものと同じ構造でした。
しかし、汗がにじんで痒くなっていました。
今回購入したH2 スマートウォッチはApple Watchのベルトと同じタイプでした。
慣れるまではつけにくかったですが、慣れればこれはこれでいい感じです。
痒くなったりしないので良かったです。
冬場など厚着をしていると時計を見にくいのはどの腕時計でも同じだと思います。
着信通知機能は意外と便利
以前購入したスマートウォッチはBluetooth通話機能があるタイプで、着信するとスマートウォッチで通話できました。ただ、通話はスマートウォッチのマイクから話さなくてはならないため、スマートフォンで着信を選んでも近くにスマートウォッチがないと相手に声が聞こえません。スマートフォンが出せないようなときには便利でしたが、スマートフォンを使えるときには不便でした。
今回購入したH2は着信通知のみの機能です。
最初は、あってないような機能だと思い込みがありましたが、スマートフォンをポケットやバックにいれていると着信音やバイブレーションに気が付かないことが多々あります。
あとから着信があったことに気が付いてしまいます。
しかし、着信通知は電話を着信すればスマートウォッチがバイブレーションや音で知らせてくれますので、すぐにわかります。
私の場合、電話の着信は緊急を要するものが多いため、非常に助かっています。
着信通知機能と着信通話機能の違いに注意してください。前者はお知らせ機能だけで通話はできません。後者は許可ボタンを押せば通話できます。
測定した体温の精度は、外気温の影響を受け皮膚表面の温度のようで、寒いところでは36.0℃前後、暖房が効いた温かい場所だと36.8℃前後です。
この体温測定値の数値を鵜呑みにするのはよくないでの、環境に左右される相対的な体温と考えれば、実際に発熱した場合にはある傾向が出ると思います。
常時普段の体温計で測定するのは時間ばかりかかってしまうので、熱があるかも?が簡易的に検知できるアイテムとして使用すればよいと思います。
普段と異なる傾向、異常に高い測定値のときには、従来の体温計できちんと測定し、熱があるようならコロナ関連の相談窓口に相談すればよいと思います。
その普段とは異なるを検知するためにも記録が必要であり、グラフ表示は期待していただけに、動作が安定していないのでちょっと残念です。
心拍数のほうはきちんと動作しているのになぜでしょう。