USB接続の複合機をネットワークプリンタとして共有利用するために、サイリックス社製のUSBデバイスサーバSW-2000WGを利用していますが、
ネットワーク設定の内容次第では、USBデバイス管理ツールからSW-2000WGがうまく発見できないもしくは不安定な状況で接続しているUSBデバイスがないと表示されてしまいました。
実は、LANの構成を少し変更しようと思い、PR-200NEをブリッジからルータモードに切り替え有線接続の機器をすべて接続し、MN8300Wには無線接続の機器のみ接続するようにしました。
この場合、各PCとUSBデバイスサーバSW-2000WGは、ルータを跨ぐことになるため別ネットワークとなります。
そのため、デフォルトの設定ではSW-2000WGを発見することができません。
そこで、ブロードキャストアドレスを有効にしてSW-2000WGが所属するネットワークのブロードキャストアドレスを指定したわけですが、どうもうまくいきません。
結局、PR-200NEに接続した有線接続の機器をMN8300Wのほうへ接続し、ルータをまたがないようにしました。
変更前と異なるのは、PR-200NEがルータモードになったのと、MN8300Wのローカル側ネットワークアドレスが変わっただけです。
しかし、USBデバイス管理ツールからは一瞬だけSW-2000WGが発見できますが、すぐにネットワークエラーになってしまいます。
また、SW-2000WGに接続しているはずのUSB機器が「何も接続されていない」と誤った情報が表示されてしまします。
おまけに、SW-2000WGの管理画面にもアクセスできません。
そういえば、ルータをまたいだ状態で発見できないときに、念のためSW-2000WGを工場出荷状態にリセットしたのを思い出し設定を見直しました。
ネットワーク設定で変わったのは、ネットワークアドレス、サブネットマスク、Network PnP、mDNSでした。
この中で工場出荷状態にすると、Network PnPとmDNSがENABLEになってしまったのが原因のようです。
変更後、管理画面にもアクセスできない状態だったのですが、MN8300WのLAN側IP設定のLAN側ProxyARPを「使用する」に設定すると、
正常に、管理画面にアクセスができるようになり、またUSBデバイス管理ツールからSW-2000WGに安定して接続できるようになり、接続しているUSB機器も正しく表示されるようになりました。
しかし変更前には、MN8300WのLAN側IP設定のLAN側ProxyARPを「使用する」にはしていませんでしたので、
変更前と変わったNetwork PnPとmDNSあたりを疑い、とりあえず「DESABLE」にして、LAN側ProxyARPを「使用しない」にするとあら不思議、正常な状態になりました。
そもそも、これらの設定がどういう効果があるのかいまいち把握できていないのですが・・・
あと、NetBIOS(137~139)を使わないようにしたかったのですがどうもそれは無理なようです。
うーん、Windows独自の名前解決を使わないようにすればよいだけのようにも思いますが、そのためにDNSサーバを立ち上げたり、各PCのHostsファイルをメンテナンスしたりするのも別の問題や面倒な手間が増えそうで考えてしまいます。
とりあえず、元の状態にもどっただけでもよしとしておきます。