NUCキットは4台所有していますが、2番目に購入したNUC8i5BEHのCPU FANの動作が怪しい状態です。修理も念頭に置いてメインPCとして使用するのをやめました。
NUC8i5BEHの不調
先日 CPU FANの清掃を行いましたが、とくに汚れはありませんでした。
関連記事NUC8i5BEHのFANの掃除 (2021-01-28 23:17:14)
UEFIメニューのFANスピードをモニターすると、どうやらCPU FANが動作していないことがあるようですし、PC起動後はスピードがどんどん遅くなって3000回転くらいから300回転までに落ちることもあります。うなり音はしなくなりましたが、CPU FANが機能していないのでは?といった状況です。
さらには、温度が50度以上に上昇してもFANスピードが速くなるわけでもなく、クーリングのシステムに異常があるような状態です。
MMORPGの黒い砂漠を起動すると、すぐにゲーム画面はカクカクで描画が遅くなります。
温度を見るとどの温度センサーも80度前後です。
再度、インテルのサポートを受けるにしても、おそらく修理になるので、その間、メインPCがなくなるのはかなり不便です。
コンテンツサーバーとして
とりあえずNUC8i5BEHはメインPCで使用するのはやめ、NUC7i3BNKとの置き換えで稼働させることにしました。NUC7i3BNKは発熱がすごくなりサーマルスロットリングで性能が出ない状態でした。SeeQVault Server Proを導入してSeeQVault機器として稼働させていましたが、それでも、本体が触れないほど熱くなるので電源を落として使用していませんでした。SeeQVault Server自体は地デジ録画番組のバックアップの際に使用するだけで、使用頻度はそれほど高くはないので、不調のNUC8i5BEHでも問題ないと考えています。SeeQVaultだとメディアバインドなので、仮にNUC8i5BEHがダメになってもHDDのコンテンツが使用できなくなるような影響はありません。
NUC7i3BNKで使用していたSSDとメモリをNUC8i5BEHに乗せ換えました。
SSD | Intel 600pシリーズ SSDPEKKW128G7X1(128GB,M.2,80mm,PCI-E 3.0 x4) |
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メモリ | curcial CT8G4SFD8213(DDR4-2133 PC4-17000 SODIMM,260pin,1.2V,CL15) |
NUC8i5BEHで使用していたSSDとメモリは、次に入手予定のNUC10シリーズ用で使う予定です。
OSとアプリはそのまま使用します。
OS | Windows 10 Home 64bit |
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アプリケーション |
SeeQVault Server Pro カスペルスキーインタネットセキュリティ |
BitLockerの無効化もしくはBitLockerの回復キーの入力
いつからかBitLockerが有効になっているため、OS起動時に「BitLockerの回復キー」の入力を求められます。これは、毎回入力が必要になってしまう場合もあるので、SSDを移動する前にWindows 10でBitLockerを無効にしておくことで、「BitLockerの回復キー」の入力を回避できます。
BitLockerを無効化したのち、無効化が完全に終了するまでは待機です。
無効化しない場合は、「BitLockerの回復キー」を入力しなければならないので、念のため、「BitLockerの回復キー」の管理で再度、使いやすい場所に保存しておいたほうが吉です。
わたしは、「BitLockerの回復キー」をマイクロソフトアカウントに保存するようにしています。こうすれば、スマートフォンからマイクロソフトアカウントにアクセスして当該「BitLockerの回復キー」を見ながらキー入力ができます。ちなみに「BitLockerの回復キー」は6桁×8の数字ですので計48文字の入力が必要です。
セキュアブート
UEFIの設定でセキュアブートを有効にしていると、起動できないかもしれません。
また、起動できても、起動後に更新したWindowsのドライバーの種類によっては再起動後に起動できなくなるかもしれません。セキュアブートは有効がよいのか?無効がよいのか?
ケースバイケースとしかいえません。
NUC8i5BEHのVisual BIOS設定
HOME
BIOS Version:0087
UEFI Boot
Windows 10ブートディスクを認識済み
Main
Devices>SATA
Chipset SATA 有効
Chipset SATA Mode AHCI
M.2 NVMe SSD 認識済み
Cooling
Fan Control Mode Cool
CPU FAN 1066rpm
VR temp 68℃
Memory temp 59℃
Motherboard 54℃
PCH temp 68℃
Boot > Boot Priority
UEFI Boot 有効
Legacy Boot 無効
Boot < Boot Configuration
Boot < Secure Boot
Secure Boot 有効
Secure Boot Mode Standard
NUC8i5BEHにNUC7i3BNKのSSDとメモリを乗せ換えて、UEFI Bootで正常にデバイスを認識しました。
OS起動時は、一度だけ、BitLockerの回復キーの入力を行いました。
OS起動後は、自動でドライバ更新があり、自動再起動を実行し、再起動後も問題なくOSがブートしました。
通常は、メインPCからデスクトップ接続で操作することになりますが、何かあってVirtual Bios設定の操作が必要な場合は、TVに接続してTVの前で設定することになります。
NUC8i5BEHにSeeQVault対応のHDDを接続して、無事、SeeQVault Server Proが使えるようになりました。
これでDIGAにたまった長期保管したい録画データをダビング(ムーブ)することができます。