NUC7i3BNKを購入時、Intel 600pシリーズでブートするにはBIOSバージョン0042以降という条件がありました。
その時点での最新バージョン0045にしていましたが、Windows 10 Pro でIntel Management Engine(ME)のドライバーソフトのインストールに失敗していました。
BIOSアップデートに失敗
現在の最新版は0065です。
RATOCシステムのHDDケースのRaidでエラーが発生したり、一旦切断すると電源OFF/ONしないと接続しなかったりなど、無関係かもしれませんが、BIOSアップデートを行い最新版にすることにしました。しかし、どのバージョンにアップグレードしようとしても同じエラーで中断してしまいます。
エラーメッセージからは前回のIntel MEのファームウェアアップデートの状態が失敗であるため、作業を中断してしまいアップデートができないようです。
デバイスドライバがインストールで失敗していた点と関連ありそうです。
また、Intel MEのデバイスドライバをバージョンアップしようとしても「サポートされていないデバイス」といったエラーでインストーラが停止するため何もできません。この事象を解決できれば、デバイスドライバのインストールもエラーが出ないようになりそうです。
BIOS Recoveryを実施
NUC7i3BNKの「電源ボタンメニュー」を起動します。
起動方法はマニュアルを参照してください。
- メニューが表示されたら、F4キーを押してBIOS Recoveryを選択します。
- 更新が完了するまで待ちます。
- 完了すると電源オフになるかまたは電源オフにするよう求められます。
今回は0042に回復したのち0065にバージョンアップしました。
BIOSアップデートを実施
BIOSアップデート手順はいくつかありますので、好きな方法で実施します。
エラーなく正常にバージョンアップできました。
後遺症
Intel MEデバイスドライバが正常にインストールできましたが、いくつかのアプリが起動できなくなったり動作が変になりました。
以下のアプリは、一旦アンインストールし、再インストールしました。
- カスペルスキーインターネットセキュリティ2018
- FireFox
- Thunderbird
- Roboform
- OneDrive(再設定)
よかった点としてはDiXiM SeeQVault Serverの画質選択が有効になりました。
RATOCシステムのRaidケースはとりあえず、読み込みエラーが発生したHDD1を抜いて再度装着して、マスターをHDD2にしたのち、リビルドが行われるのでそれが完了するまで放置しました。一応、RAIDマネージャーでみるとS.M.A.R.T情報のC5エラーのカウントがリセットされました。
BIOSアップデートとは関係なくRAIDのリビルドにより改善したようです。