内蔵用HDD4台(500GB x 4)を接続するポートがなくなったので、外付けHDDケースを購入しました。
購入したのはセンチュリーの裸族の集合住宅シリーズ「CRSJ535EU3S6G」です。
特徴
- 3.5インチHDD5台まで収納可能
- 接続はeSATAまたはUSB3.0
- PC電源連動機能搭載
- カンタン組み込み
留意点
接続方法はeSATAとUSB3.0とがありますが、それぞれ以下の点に注意が必要です。
eSATA使用時
PC側のeSATAポートがポートマルチプライヤ対応でなければ、HDDは一番上のベイに収納したHDD1台しか認識できません。
今回接続したPCのマザーボードは「ASUS P8Z77-M Pro」で、eSATAポートは2ポートありますが、残念ながらポートマルチプライヤには対応していませんでした。
別途、ポートマルチプライヤ対応の拡張カードが必要になります。
USB3.0使用時
USB3.0で接続すれば、収納しているHDDすべてが認識されます。
しかし、この場合はOS起動には非対応になります。
感想
eSATAの方が転送レートが速く、収納HDDからのOS起動もできる点でメリットになります。
しかし、実際にできるかどうかはPC側のeSATAをコントロールするチップの仕様次第になります。
PCの電源をいれるとBIOS起動時にHDDが認識されていればケース全面右側のランプが青色に点灯します。
4台収納してすべて認識されていれば4つランプが点灯します。
OS起動後も利用できる状態になれば、このランプは点灯したままになります。
PCケース自体には設定変更用のスイッチやユーティリティはありませんので、設定変更でどうこうはできません。
正常に認識できない場合は、HDDケースに挿入する際にきちんと挿入できていないとかPC側のデバイスドライバの問題やケース自体の故障の可能性やeSATA接続であればPC側がポートマルチプライヤ対応でないなどが考えられます。
とりあえず、今回は、USB3.0で接続できました。
スピードという点では、eSATA接続と比較すると見劣りしますが、用途からすればそれほど気にしなくてよいかと考えています。
なお、このケースはRAID機能は搭載していません。
Windows 8の記憶域プールの一部として利用するためにRAID機能は不要だったので、裸族の集合住宅5Bay SATA6G USB3.0&eSATA(CRSJ535EU3S6G)を選択しています。
ただのHDDケースと考えるとちょっと価格は高く感じます。
RAID機能が必要なら、同社の製品の「裸族のインテリジェントビル 5BAY スーパーコンボ (CRIB535EUF)」や「裸族のインテリジェントビル5Bay USB3.0+eSATAコンボ(CRIB535EU3)」になります。
RAID機能があるとその分、さらに価格は高くなっているようです。
CRIB535EU3のほうは、先日購入したRECBOXリモート(HVL-AT2.0)と同じくらいの価格です。
用途がことなるので比較するのは間違っていますが、使わなくなったHDDをまとめて単に容量を増やしたいというのであれば、ケースにお金を使うよりはお得感があるように思います。
カンタン組み込みは名前の通り、HDDをそのままケースに組み込めるので便利です。
ケースの大きさはについては、高さと幅はイメージ通りでしたが、奥行きが思ったより長く、3.5インチHDDの約2倍くらいあります。