シグマA.P.Oのゲーミングマウス DAHARMAシリーズを使ってきましたが、シグマA.P.Oは2011年に倒産し、ゲーミングデバイスに関してはクラスト社に譲渡されました。
クラスト社に譲渡されたころに購入したのがDRTCM15BKです。
このマウスはマウスにフラッシュメモリーが内蔵されているので、マウスボタンのカスタマイズ設定をメモリに保存できるため別途アプリがなくてもカスタマイズ設定が使用できます。
ただし、設定には専用アプリが必要です。
使用には専用アプリを必要としないため、Lineage、LineageIIやArcheAgeといったゲームタイトルで採用されているセキュリティーソフトとの互換性の問題を気にする必要がありません。
この手のマウスは、マクロ機能も搭載しているので、キーの組み合わせを1つのマウスボタンに設定することも可能です。
キーストロークの間隔を1/1000秒単位で設定できたりします。
また、リピート機能なども搭載しているので一連の操作を繰り返し自動でできてしまいます。
キーボードの前に人がいない状態でキャラクターが動作する行為はBOTと同じですので、自主規制するしかありません。
これまで使っていたDRTCM15BKですが、ボタン5とボタン6が反応しなくなり、新規で別のゲーミングマウスを購入することにしました。
そこで、以前、ヨドバシカメラで購入したときのポイントが余っていたので、それを使って購入しました。
ゲーミングマウスで有名なメーカーは、「SteelSeries」、「RAZER」や「ロジクール」でしょうか。
マイクロソフトもいろいろ出してはいますが・・・
選択のポイント
私が購入の選択のポイントにしたのは以下の点です。
- ヨドバシカメラで取り扱っている製品(ポイントを使用するため)
- 価格(急な出費なため1万円以下)
- 6ボタン以上(左手では届きにくいファンクションキーをマッピングしたかったので)
- 専用アプリの常駐が不要(GameGuardなどのセキュリティソフト環境下でも問題なく利用するため)
以上、4点です。
候補に挙がったのが、「Razer Naga Hex」と「Logicool G600」です。
Razer Naga Hexは、同シリーズRazer Nagaの12ボタンの半分の6ボタンになり、さらに誤操作しにくいようなボタン配置になっています。
Logicool G600は、Razer Naga Hex以外のRazer Nagaシリーズ同様に12ボタンですが、以前、店舗で触れた際にLogicoolの方が誤操作しにくく感じました。
上記2製品は以前店舗で実際にいろいろ触れて、悪くないなぁと感じた製品です。
購入したのは「Logicool G600」です。
このマウスはかぶせ持ち用マウスだと思います。
Razer Naga Hexを選択しなかった理由は、ただ1つ、マウス設定に使用する「Synapse 2.0」がいまいちよくわからなかったためです。
このアプリはこれまでのバーションとはことなり、クラウドからプロファイルをマウスに保存するようで、いまいちメリットが理解できませんでした。
Logicool G600のほうは、マウス自体が他より大きく重いという点が短所ですが、3モード切り替えが可能なので12x3通りのボタン設定が可能、さらに、2つのモードでGシフト機能があるので、Gシフトを設定したボタンを押したままにすると、新たに12個のボタン設定が利用可能になります。
モード切り替えは操作に余裕がある場合に、Gシフトは操作を素早くしたい場合のキーを設定すればよいように思います。
ただし、デフォルトのGシフトボタンは、通常の右ボタンのさらに右にあるボタン(私の場合は薬指を置く場所)が設定されているので、このボタンを押しながら12個のグリッドボタンを同時に押すのはかなり困難です。
Logicool ゲームソフトウェア
マウス設定に利用するのが「Logicool ゲームソフトウェア」です。
このソフトウェアで、G600オンボードメモリに設定を保存したり、パソコンに保存したりできます。
両者の大きな違いは、オンボードメモリに保存する場合はマクロ機能が利用できない点です。
一方、パソコンに保存する場合は、マクロ機能が利用でき、キーストローク間隔やリピートなどの設定が可能です。
そのかわり、ソフトウェアを常駐させなければなりません。
パソコンに保存する場合は、事前に登録されたゲームタイトルのプロファイルも利用できます。
私がプレイしたことのあるゲームタイトルでは「World of tanks」と「LineageII」のプロファイルがありました。
ボタンのカスタマイズ
全部で20個のボタンをカスタマイズできます。
ボタン1~5は、通常のマウスのボタン(ホイールクリック、左右チルト含む)です。
ホイールのスクロールアップダウンは変更できないようです。
先に書いたように、モードとGシフトをうまく利用すれば、G9~G20のボタンに複数設定が可能になります。
以下は、Pandorasaga様に試しで設定してみたボタン配置です。
モード1
モード2
モード3
G7ボタンとG8ボタンはそれぞれモード切り替えとDPI切り替えに使用するようにしました。
ボタン3と4(左右チルト)はカスタマイズしていません。
ボタン6はGシフト用に設定されていましたが、敵のターゲット変更用にしてみました。
ここに設定した「E」は、Pandorasagaゲームオプションの操作設定で「近敵をターゲット」の項目を「E」にしてあるためです。
ちなみに、「前の近敵をターゲット」には「Shift+E」にしてありますので、Shift+ボタン6で同等の動作をします。
G9~G20まで順番に設定するより、G9,G12,G15,G18の4つのボタンを1セットにしたほうが、ショートカットとイメージしやすかったのでそうしました。
まだまだ実際に使ってみないとわからない部分も多いため、ボタンのカスタマイズは完成ではありません。
LineageIIやArcheAgeの場合は、ショートカットが横に12個あるので、すべてのショートカットを設定するのであればGシフトとかモード切り替えを使わざる得ないように思います。
ポインタ感度
DPI感度レベルの設定は、200~8200の間で任意に設定可能です。
メモリに保存する場合は4段階、パソコンに保存する場合は5段階まで設定可能です。
ここで、2段階しか使わないのであれば変更することもできます。
DPIの切り替えはマウスボタンに設定したボタンで切り替えることができます。
レポートレート
マウスのポーリングレートを8段階から選択します。
この値を大きくしすぎるとUSBの仕様からCPUに負荷がかかることになります。
ライト設定
12ボタンにはLEDライトがついています。
どのモードを利用しているかがわかるようにライトの色が設定できます。
モードの切り替えは、ボタン設定でモードスイッチに設定したボタン(デフォルトG8)で行います。
感想
とにかく、大きく重い(無線マウス並み)ので、たくさんあるボタンをうまく素早い操作ができるのかが不安です。
あと、DPIを切り替えた際、大きく異なる設定にしていれば、カーソルを移動させた感じでわかりますが、どの設定になっているのかがわかりにくいのがいまいちです。
とりあえず、ボタンの数は十分にあるので満足です。